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スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん~ #79

こちらの続きです


新しい家族になろうよ


 ドラゴンブリッジからの帰り道、配達人から声を掛けられました。
「リフテンの孤児院の責任者に新しい女性が就いてね。このビラを会う人みんなに配ってくれと言われてるんだ」

ほう?

 開くとコンスタンス・ミシェルの署名が入った文書でした。孤児院の子供たちの養子縁組を求める手紙です。
 グレロッドは子供たちを養子に出さず、孤児院の中にほぼ監禁状態にしていましたが、新たに責任者になったコンスタンス・ミシェルは積極的に里親を探す方針へと変えたようですね。

うーん

 我が家にもドルテがいます。ドルテは恩人であるリバーウッドの鍛冶職人、アルヴォアさんの一人娘でしたが、ドラゴンの襲撃により両親を失ったため、私が養子として引き取り今に至ります。

 旅の狩人として家を空けがちではありますが、ソリチュードの屋敷では私兵のジョディスさんが面倒を見てくれていますし、今のところ財力と人脈にはそれなりに自信があるので、もう一人養子が増えたとしてもこの先子供たちに苦労を掛ける心配はないはずです。

オナーホール孤児院

 そんなわけで養子縁組のため、再びオナーホール孤児院にやってきました。

さーて

 子供たちは以前来たときよりも比較的リラックスして過ごしているようでした。それでも孤児院の経営が苦しいことには変わりないようです。
 唯一の女の子であるルナはうんざりしたように言い捨てます。
「グレロッドが死んでから、状況はだいぶよくなったわ。でも、この場所はもうたくさん」
 彼女は養子縁組でこの場を出ることを望んでいるようです。

そうか~

 子供たちの中に、アベンタス・アレティノの姿がありました。
「来てくれたんだね!グレロッドがいなくなって、ここもずっと良くなったよ。あなたのおかげだ」
 心配していましたが、元気そうです。彼の将来が最も気がかりだったため、アベンタスに直接養子の話をしてみましたが、彼は今のところ孤児院を出ることを希望していないようでした。もしかしたら他の友人たちに気を使っているのかもしれませんが――その意思は尊重しなければなりません。

…よかったよ。

 ところで、なぜかここにドルテがいました。
「あなた、なんでここに!?」
「新しい家族を選ぶなら私も一緒じゃないと!そうでしょう?」

どうやってソリチュードからここへ!

「いいから帰りましょう」
「いや!」
「ドルテ…」

(こんなバグがあるとは。養子にとらなければここにいたということなんでしょうね)

 コンスタンス・ミシェルに養子縁組の希望を申し出ました。
「わかりました。ただ、子供たちにはなるべくよい環境で育ってほしいの。だから里親として適切か、面接をさせてもらいますね。…ご職業は?」
「職業?えー…」
 狩人…旅人…配達人…冒険家…探偵…傭兵?様々なことを生業としすぎて、これといった肩書が見つかりません。すると横からファルカスさんが誇らしげに言いました。
「こいつは同胞団の偉大な導き手だ」
 するとコンスタンス・ミシェルは顔をしかめました。
「何なの?どういうつもりで…」
 おや、どうやら印象として悪手だったようです。まぁ、今や飲んだくれの落ちぶれ集団などという悪評もありましたし、仕方ないですね。

やべ

 これはまずったかなぁ、と思いましたが、彼女が何かぶつぶつとつぶやきました。
「…待って。ああショールよ。あなたは本気なのね!では…分かったわ」

おや?

「子供を住まわせる場所は?」
「ソリチュードの家に子供部屋があります」
 コンスタンス・ミシェルはその回答に満足したようで、にっこりと笑顔を見せました。
「これで全部よ。おめでとう!あなたはきっと素晴らしい親になるわ。子供たちと話して、誰を養子にしたいか決めて」

ほっ

 どうやら面接に合格したようです。
 コンスタンス・ミシェルはグレロッドが殺害されたとき居合わせたと思うのですが…パニック状態で私のことはよく覚えていなかったのかもしれませんね。そう思うことにしましょう。

 さて、サミュエルという少年と話しました。
「名前はサミュエル。両親に会ったことはないよ。母親はこの孤児院で働いていて、僕を産んだ時に死んだってグレロッドに聞いた。コンスタンスと他の皆は十分親切だけど…本当の家族が欲しいんだ」

ああ…

 この子はこの孤児院で生まれ育ち、ここから出たことがないのですね。グレロッドが育ての親なのでしょう。本当の家族像というものを知らずにここまできた少年。ぜひ外の世界を見せてあげたいものです。

 ルナ・フェア・シールドは、唯一の女の子として男の子たちから差別的な扱いをされていることに大きな不満を持っているようです。必死で養子縁組を望まれましたが…

かわいそうに…

 しかし我が家にはすでに女の子がいて、顔も声もそっくりの二人は見分けがつきません。心苦しいのですが、今回は男の子であるサミュエルを引き取ることにします。他の子にも話を聞きましたが、そこまで養子縁組を望んでいるようには見えませんでした。きっとルナにもすぐ縁があることでしょう。

「サミュエル、もしよければ、うちの子にならない?」
「本当?本気で?わあ、ありがとう、ママ!約束するよ、絶対に迷惑はかけないよ!」

ドルテが見ている…

ソリチュード

 正式な手続きを終え、サミュエルが我が家にやってきました。
「ここが僕のうちかあ、広いなぁ、明るいなぁ」
「好きに使っていいのよ。自由に外へ遊びに行ってもいいわ。でも暗くなったら帰って来てね。それからジョディスさんのいう事をきちんと聞くこと!」

服もプレゼントしました

「わかったよ!ありがとう、ママ!」
 喜んでもらえて何よりです。

元気に育てよ~

 守るべきものが増えたので、これからますます精力的に働かなくてはいけませんね。
 孤児院の他の子どもたちにもよい縁がありますように。リフテンに立ち寄ったら必ず様子を見に行くようにしましょう。

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