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スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん~ #108

こちらの続きです


『禁じられた伝説』④ 解決編


 ウィンターホールド大学のアークメイジとしての仕事に一区切りついたので、就任したばかりではありますが休暇をもらって一旦リフテンへ戻りたいと思います。
 そのことをアラネアさんに相談すると、「そうね…ただ、ひとつ、ずっと気になっていることがあって」と切り出されました。

「ゴールドールのアミュレットのことよ」

あっ

 そうでした。ゴールドールの伝説を追い、紆余曲折の果てになんとかアミュレットの欠片をすべて集めたものの、マグナスの目事件に巻き込まれ――というか、引き起こしたせいでそれどころではなくなってしまい、そのまますっかり忘れていました。

※ゴールドールの伝説については下記リンクを参照※

 アラネアさんがこのアミュレットにいたく関心を寄せていることには気が付いていましたが、あんなゴタゴタがあった中でもしっかり覚えていたようですね。魔術師の性といったところでしょうか。

「では、リフテンに戻る前に『リーチウォーターロック』へ行ってみましょう」
 私がそう提案すると、アラネアさんはにっこりと笑って
「ええ、是非そうしましょう」
と言いました。


リーチウォーターロック

 流れの激しい滝の裏。伝説の魔術師、ゴールドールの墓地とされるそこの入り口は、明らかに人を遠ざけるような場所に設けられていました。

ここお?

 墓地というよりも完全に洞窟です。中に入ると、まだ新しい冒険者の遺体を発見しました。何に襲われて絶命したのかはわかりませんが、彼も私たちと同じように伝説を追ってやってきた一人なのでしょう。

南無

 骸の傍に石碑を見つけました。その上にはエメラルドのはめられたドラゴンの爪が置いてあります。これは明らかに、この先の扉を開ける鍵となるものですね。

ゲッツ
 

 そしてその下には、やけに状態の良い太古の勅令書がありました。要約すると、とにかくここは誰にも知られてはならないから即刻立ち去れ、というようなことが書いてありました。

そうはいかん

 さっそく爪を使って先に進みます。眩いばかりの緑の石が美しいですね。

いかす

 鍵が開くと、何戸も続く扉がまるで我々を歓迎するかのように次々と開いていきます。

長いな

 墓地の最奥にはすぐに到着しました。あの祭壇にゴールドールが眠っているに違いありません。

ここか

 祭壇には三つの台座がありました。その上にアミュレットを三つ載せていきます。何が起こるかわかりませんが、一か八か。

どれどれ…

 すると次の瞬間、ゴゴゴゴゴ…と大きな地震に襲われました。こんな古い墓地など崩壊してしまいそうなほどぐらつく視界の中、周囲を見回していると、背後から異様な気配を感じました。

うん?!

 振り返ると祭壇の上に三体の半透明なドラウグルが佇み、こちらを見下ろしていました。おそらく、私が倒したゴールドールの息子たちでしょう。アミュレットに思念が残っていたのでしょうか。慌てて矢を向けますが、その中の一体が炎に包まれて消えさりました。

おあ!

 消えたドラウグル、ミクルルは階段の下へ現れ、こちらに向かって攻撃をしかけてきました。どうやら一体ずつ倒していくしかなさそうだ、と弓矢を構えると、建てられていた棺からドラウグルが現れ、共に襲ってきました。

親父の守護者ちゃうんかい

 アラネアさんの雷とミクルルの氷魔法がぶつかり、戦闘は激しさを増していきます。

まぶし~

 そうして三体のドラウグルと戦闘を繰り返し、一時は命を落としたかと錯覚するほど強力なシャウトにも襲われましたが、なんとか乗り切ることが出来ました。

やった…

 三体の亡霊が消え去ると、その場に一体の老人の亡霊がぼんやりと現れました。魔術師のようです。亡霊は両手を掲げ、空をかくようにして何かを唱えました。

なんだ?

 次の瞬間、亡霊は眩しい光を上げて爆発し、さらに台座上のアミュレットが三つ、炎上しました。

燃えた!!!

 あれは…おそらく、ゴールドール本人だったのでしょう。霊体でありながらも、私が息子たちを倒したことで現れ、取り戻したアミュレットを復活させる魔法をかけてくれたようです。

ありがとうパパ!

 これが伝説のゴールドール・アミュレットですか。手に入れることができるとは。しかしその効力、期待したほどのものはなさそうです。
 息子たちはこれに父親を殺すほどの価値を見出したようですが、太古の価値観からいえばよほど強力なものだったのか、あるいはゴールドール本人のポテンシャルが異常に優れていたせいだったのかもしれません。後者だとしたら無駄死ににもほどがあるので、信じたくはありませんが。

うぅん…
とりあえず一旦つけてみる
もろたでゴールドールのおやっさん

 リーチウォーターロックを出て、滝の前でアラネアさんに「このアミュレット、使いますか?」と聞いてみると、「私はけっこうよ。この冒険に関われたことで十分」と満足気です。

ええんか

「アミュレットを悪用されるのではと懸念していたのですが、この程度の効果なら放っておいてもよかったかもしれません」
「ふふ。長い歴史の中で、魔術師達は研究を続けてきた。当時のレベルとは格段に違うでしょうね。それでも、あのゴールドールの魔術は素晴らしかったわ。この目で見ることができるなんて思わなかった。あなたのおかげよ」

 なんだかとても感謝してくれました。アラネアさんに様々な景色を見せ、経験を味わってもらうことが今の旅の目的でもあるので、喜んでもらえているのであれば何よりです。

 さて、これでゴールドールの伝説は一区切り。そろそろリフテンの子供たちへ会いに行きましょう。

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