矛盾の自問自答

　皆さん、こんにちは。

突然だが、私は人が苦手だ。

小中学生時代、何度も単独行動を取って先生から注意された。

高校時代、100人以上の部員がいる部活動をやっていたが友達と呼べる人は1人もできなかった。

大学時代、学校もバイト先でも友人と呼べる人は1人もできなかった。

社会人になってからもずっとそうだ。会話すると言ってもほとんど仕事の話しかしてもらえない。

もう一生1人で生きた方が無難だ。誰とも口を聞きたくない。

と、思っていたのだが…

今では結婚し子供もいる。しかも、すぐそばに義両親がいる。

仕事でも人前で話すことが多くなった。最初は無理だと思っていたが、毎日やっていたら慣れてきた。

でも、私の理想はやはりライター業だ。クライアントから依頼された内容を書いてメールでやり取りする。直接顔を見合わせる必要もない。そんな生活をしてみたい。

大きく成功できなくても食べていければ十分。

理想と現実がかけ離れているとはこのことだ。

人が苦手だと思っているくせに、人一倍気を使う生活を送っている。

今ある生活を全て捨て、気ままな独身生活に戻りたいと思ったことは何度もあった。

今の時代、生涯独身を貫いても軽蔑されるようなことはないだろう。

何か夢中になるものが一つでもあれば、結婚しないのもアリだと思う。

ただ私の場合、独身時代によかった思い出が何一つないことが結婚に至る原動力となった。

しかし、結婚すれば今よりハッピーになれるとは正直思っていなかった。

既婚者の色んな意見を聞くと、1にも2にも我慢という内容の答えが多かった。

だが、未知の世界には一度でもいいから経験してみたいという私の性格がゆえの好奇心が、結婚のマイナスイメージを払拭したのであった。

現在の私の心境を箇条書きで表すとこうだ。

・結婚や育児ってこんな大変なのか

・正直独身に戻りたいと思う時もある

・でも、生涯独身だったら果たして幸せになれたのだろうか

・それに、今の生活の全てが悪いわけでもない

とまあ、何とも煮え切らない感覚に陥っている。

一応、伝えておきたいことがあるのだが、冒頭の文章を読んで慰めてほしいとか同情してほしいとは思っていない。

この年になってようやく自分のことがわかってきたことがある。

それは、仕事以外で他人と一日中一緒に居たくないということ。

もっと言うと、小一時間くらいのランチでも私にとっては地獄なのである。

理由としてはまず会話が持たないと言うこと。

長年私と付き合ってくれた間柄であればまだいいのだが、日が浅い方の場合、せいぜい5分が限界だ。

もう一つの理由として、これは私自身に原因があるかもしれないが話が噛み合わないのである。

今までずっと自覚がなかったのだが、嫁と結婚してはっきりわかるようになった。

そうなると、せっかく食事をしても味がわからず重い空気が流れ、お互い時間とお金を無駄にすることになってしまう。

何度もこういった経験を味わってからは、よほど相手が心の広そうな人でなければ断るようにしている。

そういった意味ではnoteの世界は私にとって居心地がいい場所の一つだ。

例え、スキやコメントがもらえなかったとしても批判されるわけではないから心が穏やかでいられる。

もちろん、モチベーションを保つ意味でほしいのは言うまでもないのだが。

自分で書いてて思う。よくこんな性格で結婚できたなあと。

今の生活が当たり前でないことを自覚しなくては。

心の中でそう誓いながら今日も家事・育児に追われる日々を過ごすことだろう。

ここまで読んでくださった方、お付き合いいただきありがとうございました。

おわり