166.百鬼夜行

https://note.com/3ayako/n/n438b5ed22d96

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166.百鬼夜行

ある時に空を横切る百鬼夜行を見かけた
酔いどれ集団は私の視線に直ぐに氣付いた

百鬼夜行といえば
人を喰らう存在が群れた状態だと認識していて
目が合ったのがヤバいのではないかと
内心物凄く焦ったけれど
肝心の本人達はヤッホーと手を振るばかり
拍子抜けしたのと噂はあてにならいと思った

お酒を呑んで良い具合に出来上がっていたので
氣で食べ物と飲み物(主にお酒)を出したら
たいそう喜ばれて
その後は私が困っている時には
自ら力になろうと声を掛けてくれるようになった

視えない存在と知り合う度に毎度感じるのは
人の拒絶があったからこその悲劇の伝承で
本質を知る事をしたら
もっと違った関係性が築けるのではないか?
と思う事

物語はいつも大袈裟に盛られて伝えられるし
人の書く人の為の話は人外が悪者にされる
言葉にされなかった多くの物語りには
私達が知るにはどれだけに衝撃的な内容が
含まれているんだろうね

166.百鬼夜行