火事に気づいていませんか?脱出口は一つだけ 〜Are you unaware of the Fire?There is One Escapeより〜

今回はお気に入り登録しているYoutubeチャンネル「I'll Be Honest」より参考になった動画の要約を紹介したい。
テーマは福音、つまり「良い知らせ」についてであるが、福音が福音たる所以についてとてもわかりやすく解説していた。
私なりの解釈を含めた形で紹介したい。

死からの避難はしご

あなたは高層ビルのオフィスにいて、いつもの忙しい1日を過ごしていた。
突然ある人が「このビルの裏側に避難はしごがあります!」とわざわざ「知らせ」を持ってきた。

多くの人は「なんで今?」「それがどうした?」「だから何?」と思うかもしれない。良い知らせどころか「迷惑」とも取られてしまうかもしれない。

しかし、もし火事が起き出口が炎に包まれ、全ての逃げ道が閉ざされてしまった。絶体絶命、死がリアルに迫っている。

そのとき、消防士が救助にかけつけ、避難はしごの存在を伝えたとする。このとき「避難はしごは良い知らせ」となった。勝利という意味の良い知らせではない。死からの救い、脱出という良い知らせである。

神の怒りの火は燃えている

順風満帆なときに避難はしごに興味のある人はほとんどいないだろう。

火事は必ず起きるものではない。だから避難はしごの存在を知っておくことに関心が無く、小学校の避難訓練のように真剣に取り組む先生も子供も多くは無いだろう。

しかし、神の怒りの火は違う。すでに燃えているのである。

罪びとである私たちは神の怒りを受けて当然であり、神に敵対する生き方をしている。神の裁きという火から逃げることはできない。

神は忍耐して待っておられるが、その火は必ず到達する。

悪い知らせがあり、良い知らせがある

福音を受け入れない理由の1つはその人が火がついた建物の中にいる現実を知らない、気づいていない、ということである。
つまり、悪い知らせをまず知らなければならない。

すでに火はついている。
必ず火が到達する。そうなれば必ず死ぬ。

一言で言うなら地獄という話抜きに福音は成立しない、と言っても過言では無い。

世は肉欲を満たすもので溢れている。
世で繁栄させることはサタンの得意技である。火事から目を背かせて、火事なんてないと信じ込ませる。

クリスチャンが福音を伝える際にも問題がある。それは神の恵み、愛、癒し、慰め、奇跡、繁栄、祝福といった誰が聞いても「良さそうな」面にフォーカスされ、世と同調してしまい、知るべき現実を伝えていないということである。

神の怒りからの脱出、つまりイエスキリストによる死からエクソダスという本当の脱出、良い知らせが抜け落ちているのである。

良い知らせの前に、火が燃えているという悪い知らせを伝えずして、キリストの愛など説いてもそれは全くの的外れである。
迫り来る神の怒りの話をクリスチャンが説かずして真の悔い改めも有り得ない。

本来受けるはずの神の怒りを代わりに受けてくださったのがイエスキリストであり、この方以外に死からの避難はしごは無いのである。
火事に気づかない者にはしご(イエスキリスト)の意味は伝わらない。

クリスチャンに課されている責任は大きい。


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