🎬インターンシップ🇺🇸Googleが舞台のコメディ🇺🇸The Internship

Googleに研修生として仮入社した中年男性２人組が正社員を目指して奮闘する姿を、「ウェディング・クラッシャーズ」のオーウェン・ウィルソン＆ビンス・ボーン共演で描いたコメディドラマ。時計会社の営業マンとして働くビリーとニックは、巧みなセールストークで多くの顧客に時計を売ってきた。しかし、彼らの会社がデジタル化の波を受けて倒産し、失業の憂き目にあってしまう。そんな矢先、デジタル時代の代名詞とも言える巨大企業Googleがインターンを募集していることを知った彼らは、思い切って応募してみることに。なんとか面接に受かったものの、周囲は超優秀な学生たちばかり。IT音痴の2人は、持ち前の話術を武器に正社員を目指すが……。Googleの全面協力を得て、実際のGoogle本社でロケを敢行。「ナイト ミュージアム」のショーン・レビ監督がメガホンをとった。

インターンシップ : 作品情報 - 映画.com

いろんな映画で見かける俳優さんが多く、雰囲気が既に面白い！web面接でのわちゃわちゃした感じやフレッシュすぎない反応なども楽しめた。
営業トークに自信のあるビリーでも落ち込んだり、思い出の曲や映画で自分たちを奮い立たせるところにいつの間にか引き込まれた。
激しく踊って魅せるダンスとは無縁に見えるビリーがステップを踏んで登場する場面は、彼のエンターテイナー的な性質を構成する一部分として笑えるけれど今までの人生経験の積み重ねも現れていてじんわりと感動的でもあった。
相棒のニックは女性を口説くのが得意というキャラクターだからか、Google社員の女性と良さそうな関係になったり、チーム内では仲間との繋がりだけでなく男女の恋愛も少し盛り込まれていたが、基本的には、ビリーの裏表のない素直さや、実直に勇気を表現するところに周りが動かされる描かれ方だったような気がする。彼の表情も正直に感じられるところに共感できた。
チームで勝ち抜いていく形式のなか「仲間のために」力を発揮する場面もあるけれど、何より「自分自身を裏切らないため」「自分との約束」としてそれぞれが勇気を出すところが私は好きだった。
成果主義の業界だろうから短期契約形式の従業員が多いと思うが、自分自身を信頼している人生の良い時期の一場面を見せてもらったようで、私は単純にハッピーな気持ちになった。目標に向かう過程で挑戦し自信をつけたことで、ずっとその場所にいられなくても、自分なりの生き方の道を見つけていけそうなパワーを感じた。そんな雰囲気に溢れていた2013年頃のGoogle本社で撮影された映像が観れたのもよかった！
製作・脚本・主演ヴィンス・ヴォーン(ビンス・ボーン)のフィクションだけど、私は現実で幸せな人々の結婚パーティーに参加したときのような満たされた気持ちになった。