書籍、記事、note!!!
現在お気に入りの書籍が特にない私にとって、様々な人の手が加えられて完成した紙の本は標本のような印象がある。
紙面が古ぼけていっても、決して内容は変わらない、ずっとそのままのアルバムのようなもの。
中身を訂正したり、部分的に変える際には新しく作り直すか、注意書きを加えるか。
想い出として残すにはいいけれど、自分自身の思いとか表現方法としては、新作以外にも改訂や再編やらでずっと作り続けなければ落ち着かないイメージ。人の考えは変わっていくのが自然な流れだと私は思うから、情報収集やインプットを本だけに頼るのはちょっと窮屈...
昔の出版業界では『自叙伝』という名目でも「ありのまま」を書くわけではなく、起承転結を意識したダイナミックな構想とノンフィクションといえないほどの構成でドラマティックに演出する流れが普通だったと聞いたことがある。出版するにあたって採算面を考慮すると、多くの場合大衆の好みに合わせて制作するのが基本だということかな。
いろんな人が関わって完成する製品としての書籍の魅力というのもあるような気はするけれど、どこまで作者の意図が残っているのか疑問。意見を出して手を加えた全ての人の作品という感じもする。
私は、今は作者が書きたいように製作したものをみたいと思っている。だから、今の私にはnoteをみるのが1番なのかもしれない。作者が非公開にしたら見れなくなるし、クリエイターに権利があるのでずっと同じ記事が公開され続ける保証はない。
編集者や出版社の意向が現れていない個人のnote、それが私にとって本よりも魅力的なのだ!
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