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障がい者雇用で大事なこと(スピンオフ)⑤

障がいのある子を育てながら企業で障がい者雇用担当をしている櫻澤です。

先日まで、半そでで十分だったのに、急に冬になってしまう日がありますね。体調管理が難しい時期だなっと感じます。

自分もそうですが、子供の体調も気になるところです。

特にコロナ禍ですので、咳をしたら通所は断れるかな?と考えてしまいます。特に私の息子は、マスクを嫌がってしないので、咳をしていたらまわりの人は心配になるし、気になりますね。

この気温差がある毎日は、ドキドキです。

今回は、いつもの企業就労のお話し中心ではなく、息子の話しや福祉就労などのお話をしたいと思います。

なぜ、そうしよと思ったのかといいますと、

先日、息子が工賃をいただいてきました❗

息子は、障がいが重いため特別支援学校を卒業後「生活介護」施設に通っています。

ほとんどの生活介護施設では、工賃の支払いは、無いと思います。

理由は、就労ではないから。

他の施設の取り組みはよくわからないのですが、息子が通っている施設では、午前中「作業班」の取り組みがあるんです。

作業班で行っていることは、障がいにより様々。

息子は、外が好きだし、まだ、若くて元気なので、外に出る活動に参加。

以前は、リサイクル班に所属し、地域の空き缶を回収したり、それをつぶす作業をしていました。

空き缶は、家族の持ち込みもできますので、我が家では、工賃が増えるように(?)せっせとビールを飲んで空き缶を寄付しています(笑)

今は、外に出る活動の中の交換便の配達の担当に変わりました。

他にもいくつか施設があるため、そこに書類などを届ける作業です。

多少の雨でも頑張って届けに行っているようです。たくましい❕

他の活動は、屋上でプランターを使って園芸をする「園芸ワーク班」。

お花などを植えて、販売をしたり、野菜を作って班の方々で食べているようです。

また、ラベンダーを植えてサシェにして販売もしているんですよ。
これ、私大好きなので、販売するたびに買って、自分のクローゼットに入れたり、周りの方にプレゼントしています。

それから「手工芸ワーク班」。陶芸では、箸置きやつま楊枝入れ、キーホルダなどを作成したり、革製品の加工をして販売しています。

リサイクルや作成したものを販売し、売上の内、材料費を抜いたものが工賃です。

出来高ではなく、一律。決まった期間に1日でも参加した人は対象です。

販売しているところは、区役所やときには、ソラマチ(東京スカイツリーに隣接している施設)。

あとは、年に一回施設のお祭りの時に販売しているのですが、今年はコロナウィルスの影響で販売する場所がなくなっていて、施設では、悩ましいようです。

そして、頂いた工賃ですが、1,000円です。

4月1日から9月30日に1日でも出席した人は、一律1,000円支給。

金額ではないんです。

気持ち💖

無くて当たり前が、いただけるのですから、とてもうれしいです🥰

今回は、介護施設の紹介をしましたので、特別支援学校卒業後のお話をしたいと思います。

進路としては、

●企業就労(一般就労)
これは、そのまま企業に就職することですね。
就労先の企業の形態は、色々あるため、その辺は、別の機会に、お話ししますね。

●就労継続A型・B型
こちらは、一般的に「作業所」と呼んだりします。

A型とB型の違いは、

A型は、労働契約を結んで作業所に通所します。
労働契約を結んでいますので、最低賃金が支払われます。

B型は、労働契約を結びません。おそらく施設利用の契約を結んでいるだけだと思います。
そのため、工賃は、最低賃金が保証されず出来高などになるようで、東京の平均工賃は、2019年のデータでは月1万6118円

ちなみにA型は、月7万6887円でした。

作業内容は、まちまちです。

カフェもあれば、パンやお菓子を作って販売しているところや、企業から仕事の依頼を受けて行っているところ。

オリジナル商品を製作販売しているところもあります。

私は、以前、京都にある「久遠」と言うチョコレート屋さんに行きました。
とてもクォリティーが高くて、おしゃれなチョコレートでしたし、お店も素敵でした❣️

機会があれば、みなさんも是非。
京都以外の店舗もありますので。

●生活介護
障がいが重く、様々な介助が必要な人、作業所での作業が難しい人などが通っています。
施設により取り組みは、様々だと思いますが、息子が通っている施設の取り組みは、はじめに作業班のことをお伝えしましたが、午後は、グループ活動。
リラックスする時間だったり、楽器を演奏するグループがあったり、ミニスポーツしたり散歩をしたりと午後は楽しむ時間です。
年間通しては、いろいろ外出する機会もあり、息子は、楽しんで通っています🤭

●入所型の施設
その施設に入所し生活します。
卒業直後に入る人は、少数ですが、
ご家庭の事情だったり、障がいの重さだったりで入所するようです。

重度の障がいを持つ人は、家族が介護できなくなると入所することになりますので、息子もいずれお世話になるところです。

その他、一般就労を目指して訓練する施設に通う人もいます。
能力開発センターや就労移行支援事業所です。

ここは、就労を目指して、研修やグループワークなど施設によって対象とする障がいごとに取り組みは様々です。

今日のお話しは、私の知っている範囲でしかないので、他にもご存じの方がいらっしゃいましたら、是非、教えてくださいね🙋

今回は、ちょっと長くなりました。

最後まで、お読みくださりありがとうございました。

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