餅は餅屋!なんでも屋は売れない証!
ビジネスや商売に利用される独特の表現はたくさんあります。
中でも面白い表現の一つが「貧乏暇なし」です。
これは、収入を得るために朝から晩まで必死に働いて、仕事以外のことをする余裕がないという悪循環を意味しています。
ではなぜ?儲かる仕事をしないのでしょうか?
今回は「餅は餅屋!なんでも屋は売れない証!」についてお話しします。
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わかりやすくラーメン屋さんに例えてみましょう。
メニューが100種類もあるラーメン屋さんのラーメン、初めて訪問してすぐに選択できますか?
なかなか難しいですよね。
写真だけで判断しなければならない状態であれば、思わず店員さんに「オススメ」を尋ねるのではないでしょうか?
種類が豊富すぎると人間は選択に困る習性があります。
逆に種類が1つのみの限定で、選べるのは麺の硬さと量だけならどうですか?
よくある「こだわりの専門店」の例です。
選択肢に困るのは「好み」と「腹具合」だけです。
失敗しても致命傷はありません。
これはお客様側からの心理ですが、経営側の心理は「品数を増やそう」「安くすれば売れる」と勘違いして、豊富なラインナップを揃えます。
種類が増えるほど在庫も増加し、作業も複雑化して利益率が著しく低下します。
冒頭の「貧乏暇なし」とはまさにこの状態で、非効率な業務が自分の首を絞めている状態です。
作業を効率化させるだけで貧乏から脱却し、利益率を上げることが可能です。
今一度、業務全体を棚卸しして下さい。
最も売上に貢献している商品やサービスはなんですか?
お客様が頻繁に選ぶ物はなんですか?
売れっ子商品を2〜3点抽出し、さらにブラッシュアップしましょう。
味噌ラーメンが売れているなら味噌ラーメンだけに特化して、どんな点が人気の秘訣なのかをしっかりリサーチします。
さらに改良点を調べ、徹底的に良いものに仕上げましょう。
何でも売るのは売れない企業の典型です。
売るためには「専門化」しなければなりません。
専門化して、さらにブラッシュアップを続けていくことが利益を増大化し、作業を効率化させ、結果として楽で儲かるビジネスにすることができるのです。
バタバタ仕事に追われている状態であれば、今一度業務全体を見直し、売れ筋商品に特化していきましょう。
本日は以上です、ご清覧ありがとうございました。
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