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全米フィギュアスケート選手権2021に行きたかった

Twitterに毎年「全米行きたい」と書きまくっているけど、行けない前提で戯言を言ってる年もある。でも今年は結構本気で考えていて、

マイルで飛べるじゃんヤッホゥ とか

ボーナス貯めなきゃなぁ とか

10日くらい休んで行きか帰りにニューヨークに立ち寄ってミュージカル見たいなぁ※サンノゼは西海岸、NYは東海岸 とか

先回りして色々考えているときほど足元を掬われて、コロナ時代に突入した世界と私。

結局マイルは使われずに使用期限が迫ってるし、ミュージカルも休演中だし、会場はサンノゼからLAに移って無観客開催。

想定外すぎる現実から過去を振り返ると絶望するので、あまり昔の希望は振り返らずに今を受け入れて生きるしかない。

ということで、家のこたつアリーナSS席で自分史上最大に全米選手権を楽しむことに決定しました。何と言おうとこれは現場参戦の再現なのである。

現地観戦の醍醐味を再現できたこと・できなかったこと

1. 公式練習を見る→×

公式練習を見るのが好きなオタク、一定数いると思うけど、私ももれなく大好き人間です。選手の調子を予め知ることができることやあまり緊張感なく閑散としたリンクで練習風景を見ることができるというちょっとした優越感みたいなのもあるかもしれない。それができなかったのはちょっと物足りなかった。というか、アメリカのオンデマンド配信(NBCピーコック)では中継してたみたいだけどNBCピーコックを外国人が視聴するのは無理っぽい・・・?早々に諦めたので詳しくは知らないけど、契約できませんでした。でも、公式練習見られるというのは諸刃の剣でもあり、こちらに全振りすると現地観戦ではまず観光ができない。飯も食えない。今回のようなオンデマ観戦でも時差の都合で寝る時間を失うというQOLが死ぬパターンに陥るので考えもの…。

2. それっぽいご飯を食べる→◎

現地観戦で楽しみなのはその土地柄のご飯を食べることですよね。特に観光を諦めた場合はスケート以外の楽しみは食事しかない。ただし、観光を外すような限界オタクは飯の時間だって満足に取れない。というか、試合後の会場周辺めちゃ暗い。閉まってる。そして自由と民主主義とジャンクフードの国アメリカ。朝食バイキングで一日分の最低限の栄養を取り、その日を乗り切る。今はその限界っぷりすら恋しい。

というわけで、全米期間中にできるだけ現地観戦時に寄せてみた食事たちをご紹介します。

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見事に黄色い!小麦!

さすがに現地でビールを飲んだことはないけど、そこは敢えて家だからできることね。リンクでナチョスやポップコーンをつまみながら(一食にカウント)試合を見るときだけは、スナックすら死ぬほど旨い。むしろスナックじゃないと美味しくない。

ちなみに試合以外で一番幸せな時間は、「寒いリンクに持ち込んだアメリカンサイズの巨大ホットコーヒーをしばきながら公式練習を見ているとき」です。殿上人の極み+洋画の世界。

3. 現地の雰囲気を味わう→○+α◎

まあこれは会場にいることが一番なんですが、今回は誰しもが叶わないこと。その分運営がかなり頑張っていたと思います。だから+αで◎。

普段から思っていることなのですがUSスケ連はファンにお金を使わせるのが上手いなぁ~と感じています。例えば今年に関しては、無観客なのでチケット収入が見込めない。

だから有料でエア客席を用意して、お客さんの姿のボードを配置する。絵面的にも無観客の寂しさは減るし、お金を出した人も自分が絵の1部になれるなら嬉しい。


それから、USスケ連ファンクラブ向けのキス&クライに参加できる権利やバックヤードツアーや朝食会など、(お金を出させて)楽しんでもらうというのはこの状況でも変わらないというのは、さすがだ。
日本のように席数を絞って有観客で開催したり、アメリカのように無観客でバブル開催をしたり、はたまたカナダのように中止したり、各国の対応は様々で、もちろん状況も様々なのでどれが良いとか悪いとかは言えないけれど、少なくともできるだけリスクを減らしたうえで開催したアメリカの経験は次に生かせるという点、そしてスケートの灯を消さないという気概が感じられた点で開催価値があったかなと。ファンとしても元気な姿が見られて(しかも上位陣は流石のパフォーマンスで)感謝したいです。

でも、やっぱり現地行きたいわ~~~~~~~~~~!!!来年はテネシー州ナッシュビルですって。どこ。

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