見出し画像

『支援する』ということ。


人生の瀬戸際に立たされたときに。

いろんな悩みが積み重なリ、
先週、○○○○○○○をした。
救急搬送されて病院の懇切丁寧な治療で、
退院することができた。
バカなことをしたと反省してるが、
真の反省とは、
自分がしたことで何が失敗で、
同じことを繰り返さないために、
どういう心身を保たなければいけないか、
ということ。
未来へ向かって。

『いのちの電話』で感じたこと。

あの日、
まずは『いのちの電話』に電話してみた。
つながらない。
世の中には死にたい人が、
こんなにも多いのだと思った。
4時間くらいかかったか。
相談員の方は必死に説得してくださる。
『あなたのやってきたことは間違ってない!』
いくら話しても噛み合わないと思った。
自分の過ちを責めている当事者に
『間違ってない!』というのは、
ある意味『逆否定』なのだから。
そして、きっと相談員の方は
名前も知らない相手だし
『自殺者数を減らしたい』という
『数』に意識が行ってるだけかな?と。
しかも、これだけ相談者が多いと、
余裕もないんだろうな、と。
日本のメンタルヘルスケア体制の
脆弱さを思った。

『支援する』立場としての振り返りと教訓

私自身、生徒たちの人生を支援する
『教員』という仕事に就いている。
誰かに言われなくても、
『自分を犠牲にして全力で支援する』
というプレッシャーを感じている。
きっと『いのちの電話』の相談員の方も
同じような使命感を持ってると思う。
しかし、支援される側が追い詰められた時に
支援する側は10%〜20%くらいの
余裕を持って対応することが大切だと気付いた。
支援される側が重荷に感じる支援は、
はっきり言ってダメだと。
自分の今までを振り返ってみた。
ホントに支援される側の人の気持ちに
寄り添って言葉がけできていたかと。
できていなかったと思う。
努力が報われずに
未来への希望を失った人に
どう寄り添うのがベストなのか。
答えは出てこないが
考えるきっかけを与えてくれたことに
感謝したい。
ただ現実には『支援』の現場では
その10%の余裕さえも持てないのが現状。
またそれを許さない世間の雰囲気がある。

最大の敵は過去のキズ

過去のトラウマを引きずっている。
30代、結婚したが、
いわゆる『部活離婚』をした。
元妻に『恨まれてる』ことに怯えている。
きっとこれは『カウンセリング』とかで
治癒できるものではなく、
お寺とかそういうところで
お祓いを受けて、
僧侶さんから法話を聴いて、
自分の人生観を変えないことには
いつまで経っても解放されないと思う。
今回のことも
『自分は恨まれている』
『自分が出逢う人を不幸にさせようとしてる』
何の根拠もないのだがそう思い込んだ。
過去の心のキズは薬では治らない。
身にこびりついたサビを取ることは、
加齢とともに難しいと感じる。
しかしこれを克服しないと未来はない。
最大の敵である。

退院する時の救急部長の先生のお言葉

退院する時、救急部長の先生が
お忙しい中、私のところに来て下さり、
先生の経験をお話しして下さった。
『オレは医者になる前、会社員だった。
その会社で同僚がパワハラに遭って、
裁判を起こそうということになった。
同僚もみんな協力すると言った。
だが裁判が始まると協力したのは
オレだけだったんだよ。
そしてパワハラに遭った同僚と、
オレはその会社をクビになった』
『オレはこんな経験を3回位した。
理不尽なことはいっぱいある。
誰しもが経験してるんだ。
口にしないだけで。
くじけずに生きるんだよ。
見守ってるから。』
私の心の奥底深くにある澱を
掬い取ってくれるような言葉。
涙が出て、深々と頭を下げた。
生命の最前線に生きる人の言葉は
暖かさと重みがあった。

大切な人を幸せにしたいという夢

今からやるべきことはいっぱいある。
ひとりから再出発。
そう、他人を頼るから怒りだの、
不満だの負の感情が湧くのだ。
自分と大切な人だけを見つめる。
まずは大切な人の信頼を取り戻すこと。
その先にきっと、
今までより深い信頼関係が
築けることを信じて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?