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マルチピッチクライミングでおさえておきたい8つのこと


1、持って良いホールドダメなホールド


クライミングジムでホールドを持つとき、持っているホールドが壊れる事は普段あまり想像しません。極力ホールドの破損が無いように管理された状況がクライミングジムですが、マルチピッチクライミングでは脆いルートもあります。

そういった脆いルートではホールドを引っ張るような動きをすると、持ったホールドを壊してしまう恐れがあるので、なるべく重力に逆らわないように真下に引くように力を込めてホールドを保持します。

人工壁でのクライミングに慣れていると、真下に向けて持つ事はなかなか難しいと思います。

ゲレンデでフリークライミングを行う時などホールドを真下に向けて持つことを意識すると良いでしょう。

スタンスでも注意が必要です。掻き込みやフックのような使い方はスタンスを破壊してしまう原因の1つです。

これもやはり重力に逆らわないよう、上から下に向けて押し付けるような使い方が大切です。

クライミングジムでよく見られるようなダウントゥーシューズのエッジを使った掻き込みは、山ではホールドを壊してしまう代表的なテクニックの1つなので、覚えておいてください。

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