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クライミング上達マガジン

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クライミングの上達方法や練習方法について発信していきます。
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#トレーニング

運動神経とはなんなのかという話

すばり結論から言うと、以下の3つの要素を器用に使い分けられる事です。 タイミング=時間的な調整 スペーシング=身体の各部位の空間的位置関係の調整 グレーディング=発揮される力の強弱の調節 引用元“discutiamo insieme!” シンプルとてもわかりやすい概念で、説明もしやすい、便利な考え方です。クライミングでなかなかムーブが成功しない場合、自分自身にとってどの要素が欠けているのかを瞬時に判断することは難しいです。 ですが、この3つの要素に分けて考えると、案外

鍛える筋肉は2つ!!5分で出来る自宅トレーニング

クライミングのトレーニングクライミングには様々なトレーニングがあります。最も効率的なトレーニングは登ることそのものですが、今はさまざまな原因でクライミングジムやクライミングエリアに出かけられない人もいるでしょう。 また、普段住んでいるエリアのクライミングジムが営業をやめてしまったと言う話も最近よく耳にします。 そこで今回は、クライミングで最も重要な身体の部位のトレーニングを行うとともに、実際にクライミングをしてなくても、ある程度のパフォーマンスを維持できるトレーニングを紹

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山で強くなるためにクライミングジムで出来ること

山とジムの違いまずは自然の岩場とクライミングジムの違いを挙げてみます。 自然の岩場 1、ホールド(岩)が欠けることがある。 2、どこを持って良いか分かりにくい。 3、プロテクションの強度が支点によって変わる。 4、雨、雪、風の影響を受ける。 5、暗くなる前に行動を終える必要がある。 クライミングジム 1、ホールドは欠けない、欠けるとしても確率は低い。 2、ルートが指定されているのでどこを持てばよいか分かりすい。 3、プロテクションの強度は大部分保証されている。 4、雨、

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スローパーは持つより押さえる

スローパーとは? そもそもスローパーというのはどういった形状を指すのでしょうか? 丸みがあり突起状の引っかかりが無い形状、平たくしっかりと持てる部分が無い形状、というのは総じてスローパー、スローピーなホールドと呼ぶことが多いです。 ただし、基本的には登る本人がどう感じるかによって呼び名は変わります。例えばスローパーだと思っていたホールドもよく見れば粒子のような突起があり、それをカチ持ちのように持って保持できればそれはカチホールドとなります。逆にガバのような形状でも手のサ

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クライミング動作で大切なことはたった1つ!!

「保持力」「体幹」「足が大切」これらは数十年間言われ続けてきたクライミングの大切な要素ですが、それらが何故重要なのか環境に対して相対的な視点で議論される事はあまりありませんでした。 何故なら人工壁(クライミングジム)はあくまで本番のトレーニングであって、自然のフリークライミングエリアは当初、本チャン(アルパインクライミングルート)の練習場としてゲレンデと呼称されていたからです。 現在、80年代クライマーが効率の良い練習場として着眼したクライミングジムは、それ自体がひとつの

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