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クライミング上達マガジン

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クライミングの上達方法や練習方法について発信していきます。
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#岩登り初心者

ハンドクラック攻略

クラックとは クラックは岩に走った亀裂、隙間のことです。クラッククライミングというのはこういった形状の岩を登ることを指します。 現在はクライミングジムの普及によってフェースを登るクライマーの方が人口的に多くなりましたが、クライミングジムが普及していなかった時代にはクラッククライイングが主流な時代もありました。 クラッククライミングとフェースクライミングには大きな違いが3つあります。 1つ目はボルトが設置されていないこと。このためクライマーは自分でクラックの中に安全のため

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いろいろなスポーツを楽しもう♪

若い頃は少し運動すれば筋肉がついたり、多少体調が悪くても「一晩寝れば大丈夫」という状況が、大体30歳中盤を過ぎたあたりから「若い頃のようにはいかない」というのが如実に体感として現れてきます。 その時に若い頃のイメージに近づこうとしてクライミングを頑張りすぎてしまうと、場合によっては怪我をすることがあります。それもそのはずで、老化している体を若い頃のように維持しようとしてもそれは物理的に無理があるのです。出来ないわけではありませんが、維持には大変な時間と労力が必要となります

脱力を意識してゆるーく楽に登ろう♪

はじめにリーチが足りない、次のホールドを保持し損ねてしまうのは物理的に体のサイズにムーブやルートが合っていない場合もありますが、多くの場合は力の入れすぎや、力の入れる順番を間違えていることが原因として挙げられます。 私たちはあまりにも出来ないような、イメージとかけ離れた課題はそもそもトライしません。目で見て「できそうだ」と思ってトライを重ねていきます。 目で見た情報はかなり高い精度で体の動きによって再現できます。それだけ人間の五感は各感覚同士それぞれ密接につながっています

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「足が滑ってしまう」理由はこれ!

はじめに自然の岩場で「足が滑ってしまう」という悩みを抱えている人も多いと思います。人工壁で足を使って登っていたつもりだったのに、自然の岩を登ったらサッパリだった。という経験者の方も居ると思います。 今回はそういった方々に向けた処方箋的な記事を書いてみました。 テーマを、1クライミングシューズ、2足の使い方、3手の使い方、4体勢、の4つのフェーズから滑ってしまう原因を考えてみました。足が滑ってしまう理由は一つではありません。様々な要因が重なって「足が滑る」という一つの現象と

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登山グレードを知って安全で楽しい登山に出かけよう

山岳事故 山岳事故の約56%は転落と滑落と言われています。 筋肉や神経系に関する体力が足りていないことが大きな理由ですが、そもそも行きたい山と行ける山がマッチしていない登山者も多く、そういった意識と肉体の乖離が事故を誘発しています。 事故を起こしているのは、60代以上の事故が最多で、登山経験10年以上というベテランの方々もいます。 若い頃の記憶が残ったまま、体力と技術が低下していて、それに気づかないまま危険な領域に足を踏み入れてしまうというケースが「途中で引き返す」とい