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いろいろなスポーツを楽しもう♪


若い頃は

少し運動すれば筋肉がついたり、多少体調が悪くても「一晩寝れば大丈夫」という状況が、大体30歳中盤を過ぎたあたりから「若い頃のようにはいかない」というのが如実に体感として現れてきます。

その時に若い頃のイメージに近づこうとしてクライミングを頑張りすぎてしまうと、場合によっては怪我をすることがあります。それもそのはずで、老化している体を若い頃のように維持しようとしてもそれは物理的に無理があるのです。出来ないわけではありませんが、維持には大変な時間と労力が必要となります。

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ここで皆さんにおすすめがあります。クライミングだけに集中しないこと。いろいろなスポーツに挑戦してみましょう。

クライミング一本に絞るといった真面目さから少し離れてみるのです。


別のスポーツをやると

様々な気づきがあります。私はサーフィンをやりますが、ボードに寝そべって手で水を漕ぐパドリングと言うテクニックがあります。

水は手の力だけで漕ごうとするとすぐに疲れてしまいます。肩甲骨を回すようになるべく腕はリラックスさせることが大切です。この辺のテクニックはクライミングに似ているところがあります。腕に力を入れすぎてしまうと肩の筋肉が固まってしまい肩甲骨が十分に使えません。

サーフィンで大きな波のときには腰を落として足を踏ん張りますが、その時の動きはクライミングでいうとスラブでバランスを取っているときに似ています。

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「似ているな」と思うと、私たちはそのことを意識しながら運動します。

クライミングをしながらサーフィンをイメージ。サーフィンをしながらクライミングをイメージ。お互いにイメージすることで、別視点でのフィードバックを行うのです。

1人で練習していても出来なかったことが、他人のアドバイスでスッと出来ることがありますよね。ちょうどそんな感じで、視点の転換によって動きの効率化を図ることができます。効率的に動けるようになれれば、少ない力で結果を出すことが出来ます。


大切なことは

普段から「この動きを応用できないかな?」と考えることです。このクセをつけると、特別にトレーニングを行う必要はありません。もちろんクライミングを完全に辞めてしまっては意味がありませんので、ワークライフバランスをうまく取りつつ、他のスポーツを生活に取り入れていきましょう。

サーフィンは脱力が主眼のスポーツなので個人的には大変おすすめですが、種目は何でもいいです。例えば球技などはクライミングとは全く違うと言われますが、そんな事はありません。物を投げたり打ったりするには、バネと遠心力とタイミング、複雑な体の動きが必要です。これはクライミングに相当活用できます。

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他のスポーツを行うことは「通常のトレーニングは退屈」という方にもおすすめです。他のスポーツをやってみて、向いてなければまた他のスポーツをやってみればいいわけです。不真面目にコロコロ替えてしまっても問題ありません。「自分に合っている」「楽しい」と思うことが重要です。その方が、ドーパミンも分泌されるので、長続きしますし、研究熱心にもなります。


まとめ

自分の体と対話しながら、たくさんの楽しみの中の1つとして、無理なくクライミングを続けていきましょう。


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