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疲れの夜

こんばんは。今日もお疲れさまでした。

マッチングアプリを再開しました。一人お別れしたのと、夏の夜に楽しく誰かと飲めたらいいなと思ってのことでした。

一人、ノリも良く、見た目も好きな方とマッチしました。趣味も嗜好も合いそうだと思っていたのですが、「彼氏」「彼女」の関係を私が求めていないことが分かると、毎日「ムラムラ?」というメッセージを送ってくるようになりました。

それは私を一瞬で萎れさせる呪文のようでした。

彼にとっては体が触れる前のスキンシップの一つです。私の体を文字から読み取って一つ一つなぞるように触れて、キスをしているのと同じことなのです。その言葉のキスは、LINEの中の私の花蕾を一つ一つ閉じさせていきます。私はそのキスを求めていないのです。

「I would rather not talk about it.(その話はしたくないわ)」

いつ彼に送ろうかと私は考えます。怒るかもしれないし、子どもみたいだねと笑うかもしれません。「ムラムラ」なんて日本語を彼に教えた日本人を呪いたくなります。

誰かの体温に触れたいけど、それは欲望より、渇望なのです。体温を同じように求める人を私はまた探しに行きます。今日は疲れました。おやすみなさい。

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