見出し画像

踏み絵の夜

こんばんは。今日もお疲れさまでした。

彼は私に頼んで来ました。「友人と二人で飲んでほしい」と。会ったこともない人にいきなり会うのは気が進みません。それでも粘ってくるので、彼の友人と連絡をとることにしたのです。

彼はマッチングアプリで出会った人でした。体の関係もあるけど、楽しく飲める友人として接していました。彼の友人とは、彼の行きつけのバーでの知り合いでした。

何をどうしたものか。私たち(私と彼の友人)は、体の関係を持つ為に飲まなければいけないようでした。彼の中では、なぜかそう決められていたのです。

私たち(私と彼の友人)は、連絡を取り合ったことで仲良くなりました。なので、体の相性確かめも兼ねて、飲みに行くことになったのです。

彼は、何度も何度も「飲みに行くのか?」「いつ行くのか?」を聞いて来ました。私は彼に会う日を教えました。彼はほっとしたようだったので、これで平穏が戻ると思いました。

私たち(私と彼の友人)の会う日。彼は連絡をして来ました。「今度は絶対のみに行くな」と言っています。彼は、彼の友人とのLINEを私に見せました。それは、彼の友人が私との卑猥な行為を妄想してのやりとりでした。

そんな事は、想像の範疇でしたが、目の前でスクショを見ると、私は行く気をなくし、彼の友人に飲みを一旦保留にさせてもらいました。

彼は、その後も何度も同じ事を繰り返すのです。こちらがやる気を示さないと、文句をいうのに、いざその日になると、必ず邪魔をするのです。

彼は、試し行為をしていたのかもしれません。私が、彼の他の人に簡単に靡かないかの踏み絵をしていたのです。私は、彼の紹介する人と飲みに行っても、いかなくても彼から大量のLINEをもらうことになるのです。朝から夜までそれは続きます。

「私はあなただけがいいの」

そう言ってみたけど彼の心には響かないようでした。きっと、私でない誰かを見ていて、その人への踏み絵を私でしているのでしょう。

私は疲れました。彼へのLINEは全てブロックしたのです。

踏み絵を乗り越えるのは、とてもとても難しいようです。彼が踏み絵をしないでいい夜を思って、今夜もひっそりバクに願います。彼の悪い夢を全て食べてくれますように。おやすみなさい。

サポートありがとうございます。いただいたサポートは、他の応援したい方へのサポートや、女性やお子さんを応援する機関への寄付に当てさせていただきます。