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「わたしの星」を観劇しました。
2019年8月18日、
劇団ままごとの柴幸男さんが脚本・演出を手がけ、現役高校生が演じるお芝居「わたしの星」を観劇しました。
これまで東京・台湾で講演があり、
今回は4度目。舞台は大阪。
オーディションで選ばれた関西の高校生12人が出演されていました。
▽詳しいあらすじはサイトより。
夏、未来、宇宙。火星移住が進み、過疎化した地球。残された高校生たちは文化祭の準備に明け暮れていた。夏休み最終日、スピカは幼馴染の同級生に転校を告げ、姿を消す。突然の別れは、彼らの日常を、彼ら自身を、変化させる。憧れ、成長、挫折、叶わぬ夢、もう帰れない場所。カセットテープに録音された思い出が宇宙の片隅で再生される。星に引力があるように人にもきっと引力がある。たとえどれだけ離れても、あなたはずっとわたしの星。
「地球から火星移住」といういっけんファンタジーな舞台設定ながら『きっといつか訪れる未来なんだな』と納得してしまうほどリアルな脚本。
「現役高校生」という肩書きのせいか、眩しい物語はより眩しく切なく見えて、キャスト1人1人の自然すぎる役柄と演技は圧巻でした。
若い野菜を食べているような青臭さも面白く、
こうして時間が進んでいるということは、何かの終わりに向かっているということとイコール的な刹那さも感じて。
2時間をテンポよく駆け抜ける真摯な人たちに心を鷲掴みにされました。
ずっと強めの追い風が舞台に吹いている感覚だった。
あと、濱田英明さんの宣伝写真も最高に素敵。
インスタグラム必見。(@わたしの星)
最後に…
特段感動したシーンを忘れないように書き留めます。
(ネタバレになる部分もあるかも…です!)
<サラが話す場面>
どこのシーン…というわけではないのだけど、
サラの第一声目はどの場面でも惹き込まれた。
アフタートークで柴さんも仰っていたけど、不思議な魅力の持ち主ですね。お芝居続けて欲しいなあ、もっと顕徳さんの演技が観たい。
<スピカのダンス>
とにかくしなやかな動きと、いま脳みそからの信号で笑っているんだろうな…っていう高校生には出来ないような大人びた表情の表現が素晴らしかった。もし同じクラスにいたら、一挙一動をジッと見てしまってただろうなあ。
<アイとナナの姉妹の掛け合い>
ベタなんだけど良いシーン。鼻啜ってる人多かったですよね。
ナナ役竹田さんの癖のある声がめっちゃいい。というか、ナナはとにかく自然体で終始楽しそうなのがめっちゃいい。
<演奏中のフワちゃん>
指揮者ハルトをジッとずっと見つめているところがすっごく良かった。
ポッと恋をしている顔じゃなくって、グッと噛みしめるような表情に涙腺が緩んだ。
<ヒヨのアフタートーク>
芝居中から存在感があったけど、アフタートークの柴さんを見つめる表情が…!笑 もし彼女がアイドルをしていたら握手会は長蛇の列なんじゃないか… それくらい帰宅中も思い出してしまうあざと可愛い女の子だった。
<脚本・演出柴さんの言葉>
アフタートークで、今回のキャストを採用した理由を柴さんがお話されている中で「一生芝居をして欲しいっていうわけじゃなく、あくまでも、この芝居を完成させるためのパートナー。」と話されていたのが印象的だった。
こういう未来の重みを知っている人と高校生の時に出会えて時間を過ごせるってとっても素敵だ。
あと、キャストの友達なのか、高校球児らしき男の子たちや、制服を着た女の子たちが客席にいて新鮮だった。
みんなの目には、どんな風に映ったんだろう。
同い年の時に、このお芝居を観てたらまた違った感想を持ったかな。
みずみずしい感動を、ごちそうさまでした。
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