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NHK大河ドラマが迷走している~売上を上げなくてよい国営放送局は何をめざすのか

  大学時代に映画研究部に所属し、16mm映画や8mmの自作映画を
撮ることをしてきた私のNHK論を、よろしければご一読ください。

🍓大河ドラマの視聴客層はどこか

 大河ドラマの年間放映時間は、
年間52週のうち4週程度抜けるにしても、
48週×正味約37分=1,776時間という世界でも最も長い超長編ドラマ
です。

 建前は国民ぜんぶが対象ですが、本音は視聴率を気にして、
女性層が共感する大河ドラマづくりを長期にわたって行っています。

一時期広告会社に身を置いた私から見ると、
「視聴率アップ➡広告収入アップ➡売上アップ」の必要がないNHKがなぜ
迎合主義旺盛体質になるのか、はなはだ疑問です。

原点に返って国民全体のための大河ドラマをめざすべきと思う
一概に視聴率が低くても大切な番組はNHKしか生めない
ことを自覚すべきです


🍓大河ドラマも紅白歌合戦もNHKは民放になりたいのかと思わせる愚行をしている

 もはや朝から晩までNHKを見ている高齢者も、KPOPの嵐のような紅白は途中でチャンネル変更するしかないだろう。
 NHKの変質と迷走はなぜ起こるのか


🍓苦しくてもがんばって生き抜こうを伝えるNHKポリシーであって欲しい

 ウクライナとロシアンの戦争があり、イスラエルとガザの戦争があり、さらに欧米とフーシ派&イランとの新たな戦争、中国の存在、北朝鮮の存在もある中で日々生活している国民にとって、

何で平安時代、何でそんな乖離した時代を今受け入れられるのかと大いに違和感を覚えます。
 企画を煮詰めるのはもっと前でしょうが、少なくとも3年前、2年間には
世相との一致不一致の最終判断が必要です。

🍓大河ドラマの使命

●娯楽番組としての大河ドラマ
●力強く生きることの大切さを伝えるドラマ


 何がしさの息苦しさや困難さを感じながら生きている庶民に伴走する姿勢が必要です。
 かっての多くの30%以上の視聴率を誇ったドラマはすべてこれを持っている。

●日本の時代劇をつくる文化をなくさないためのドラマ

 時代劇ファンの私から見ると、城ブームや刀剣ブームはわくわくします。
今の時代はまだ何とか時代劇を作る文化はギリギリ維持されていますが、
団塊の世代が滅び去って10年以上経た時には、
「殺陣、カツラ、鎧、家屋の造り、時代考証、役者、模造刀剣類の制作」など、時代劇を構成するありとあらゆるものが、需要を失って消滅する。

 かと言って、明治の時代でも別に構いません。制作意義があれば。
何本かに1本は、時代劇を加えて欲しいと個人的に思います。

●女性層に迎合しすぎないドラマ

 家康が泣き虫だったり、軍議に妻が参加したり、あり得ないことでも見せる架空の作り話が横行するのは、根底に「女性迎合主義」があるからだと思う。
 迎合してもいいけど、砂糖や蜂蜜を入れ過ぎじゃねーの!なのです。

●日本史の大筋の史実は曲げないドラマ

 わざわざ日本史を熱心に勉強する人は稀と思う。
私は、高校3年間で300ページくらいの日本史の本を男百回も読破して、一時はすべての年号や単語を暗記したり、書けたりしていました。
でも入学した翌月の5月には半分も覚えていませんでした。
 しかしそれから50数年経った今でも、史実の流れだけはしっかり覚えています。
大河ドラマは娯楽であって同時に日本の歴史を教えてくれています

●次週も見たいと思わせる中身のあるドラマでいて欲しい

 視聴率の良い大河ドラマ、かっての伊達政宗などは力強さがありました。

光る君へって、僕の頭か?とおもう。
東京の大企業や国家公務員のようなセレブ感は、ローカルの人間には
まったく実感がない。
平安時代を選択したことは、時代錯誤でなく、感覚錯誤といえる。
視聴者の住んでいるエリアは、東京以外の90%以上ある。
どこか見ている視点がずれていると思います。


  あなたはどう思いますか。
ちゃんと視聴料を支払っていますから、言う権利があるのですよ。
よろしければ、コメント入れてください。
どのようなご意見でも尊重します。

熱血漢 オードリー7

(了)



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