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起業時とその後のコンサル収入の種類を説明します


いまコンサル養成塾には1名の方が入会されています。懸命に運命の扉を開けるために努力を惜しみなくされています。きっとこの方は、自分を信じて断念されない限り成功される方です。(大切な仲間です!)


企業という後ろ盾を捨てて起業という一本立ちをすれば、みんな「ゼロからの出発」です。仕事の不安、生活の負担、心の葛藤があって当たり前です。
それが起業後の強力なエネルギーに変ります。

私の場合

たった一度だけ会って話を伺った尊敬する1歳上の師匠から言われたこと。

★何が何でも10年あきらめない気持ちがなければ起業はあきらめなさい
(それだけ強い決心がないとダメと教えられました)(ロイヤル2期生)
★コンサル収入100%になるのを5年間めどでがんばりなさい
(コンサル収入ゼロ+副業収入100% ➡コンサル収入100%へ)
★私は1時間で8万円、年間契約料500万円のコンサルですと言われた
(羨ましかったら、成れるよう、近づけるようがんばりなさいの教え)(この数字が余りにも高すぎて、コンサルの神様に見えました)

これだけ教わって、私のやる気スイッチは全開になりました。

★日々の時間を今日より明日が良くなるように、創意工夫を繰り返した。
★仕事はくれるもの(もらえるもの)でなく自ら作るものと心に決めた。
★借金が増えても、最初のゴール地点に達するまで「気にしないこと」にした。(*起業から5年後の決算書は経営者勘定の負債が500万円)

起業時の金額のあり方

1989年のバブル絶頂期の終わりの頃の月に起業しました。

●ない仕事はつくる
起業時は、コンサル業自体が見よう見まねであり、雲をつかむような話。当初1年間は、事実上は、自分のコンサル料金の基準の取り決めなどはありませんでした。

近くの飲食店のランチを食べて料理評価をメモする、ホールスタッフの動きを見てメリデメをメモる、メニュー構成を見て意見をメモる。

勝手にまとめた改善提案書を、後日のアイドルタイムに持参して、仕事を作りました。ほぼ提示価格の半額で了解をもらいました。向こうもあまり当てにしていないところからの始まりです。金額には満足していませんが、仕事実績は5,000円でも10,000円でも1件の実績です。これを積み重ねて崖から這い上がりました。

まともなお客と出会い料金体系も固まった
当時は、消費税やSNSもなければインターネットもなく、新聞広告で契約先を募りました。小さなすし店のご主人から話があり、運よくお店をつくり変える話になりました。この時の条件はこうでした。

契約金50万円(開業のすべての作業費用、頭金的なもの)+月額報酬制。月額報酬は、開業月までは毎週打合せで月額10万円(1回/25,000円)、開業後は月2回の打合せで5万円(1回/25,000円)。現場中心主義なので、伺うことが大切です。店舗を見て経営者や従業員と会話して情報とコミュニケーションをするためです。

たまたま繁華街にあった小さなすし店(月商100万円)は、中規模の3階建ての宴会場つき寿司ビルに変り、年商は初年度に1億円に達しました。成功したのはすし店の持つ技術力と経営者の方との相性というか、二人三脚ができたことです。店売と出前と寿司を入れた会席コースの宴会で繁盛しました。

得手不得手関係なく、すべてに顔を突っ込んで、お金をいただきながら学びました。それは類似案件に対しては、経験という実績に変りました。

この契約を契機に、1回訪問25,000円という自己ルールが確定しました。もう35年前のことですが、消費税が生まれて増える度に、計算上の実入りは減る計算です。今はインボイスに参加しているため、きっちりもらっています。

バブルが終わり契約金は消え去った

当時のある焼肉店の業績改善契約では、契約金100万円、月額10万円という見積もりを出し、翌月半ばにはまだ満足に仕事をしていないのに、110万円が入金されたんです。当時は強気で当月末には当月分の金額が入る契約をしていました。今から考えると良すぎましたね。

いまは契約金もなく月末〆で翌月入金でお金が入ります。コンサル業ですから基本的に仕入はありません。もし未入金でも時間と手間以外は損はしません。35年間で未入金で終わった契約先は4,5件くらい。金額にして20万円~30万円くらいです。売上から見るとゼロに近い数字。

バブル時に楽した分だけ、今はシンプルな構造ですが、一応2時間の面談で3万円を基準に仕事を続けています。(回数により引き下げて契約中)

今のコンサル収入の種類

コンサルの報酬と契約年限は、実務の経験年数・件数・専門性の深さ・経営者に耳の痛い助言ができるかどうかで決まると思います。

相手の心をしっかりつかめば、部下や友人が言えない苦い助言を言ってくれるコンサルを大切にしてくれます。コンサルは使用人でなく、経営者と対等な立場ということを日ごろから伝えるべきです。

1,自前の契約(年間契約が多い)
一番やり甲斐があり、一番責任が重いのは、自分の契約先でしかも長期契約先。要するに総合顧問契約をしている飲食店です。経営者の心の持ち方も健全な経営のために配慮や助言をします。それでこそ堅固な契約関係なのです。家族や親族と同じような思い方です。

3カ月や6か月の短期契約で始まった契約が5年間、10年間と続く時があります。それは、相手から見て「なくてはならない存在」となるまで頑張ることです。

2,公的支援(単発が多い)
支援の責任は大いにありますが、支援目的がシンプルで明確です。1回もしくは2回で終わります。県の保証協会からの産業創造機構の仕事や商工会連合会の仕事は、1回2~3時間で3万円ほど。商工会議所案件その他は、1件1万円余り。公的支援は数パターンありますが、ルールが複雑だったり、報酬の差もかなりあります。自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

3,コンサルさんのシャドーコンサル
これは本業的下請け業です。報告書のラフを作ったり、飲食の部分の資料や文面を代筆します。ニーズに合わせて貢献できます。キャリア10年を超えないと来ない仕事かもしれません。

4,コンサルのチームの一員として参加する
自分ですべて仕事をとらなくても、仲の良いコンサル同志で助け合ってもよいわけです。コンサルはとかく孤立して意見が偏る傾向がありますから、複数人で協議するメリットは大きいと思います。

5,WEBライター
まだ、2~3本の文章しかしていません。
機会があれば。

6,note有料記事
まず当てにしないで続けることと、師匠のとらねこさんは言っています。
その通りですね。

7,キンドル本著作
1年間で5000円近くの売上がありました。なくても続けます。

8,WEBコンサル養成支援塾(note)
儲けというよりも、いくらのお金であっても「縁」の証明金とありがたく思っています。支払う方から見ると1円でも貴重なお金です。私も支払ってます。

コンサル業に関わらず、起業された方は「1年間は何としても生き延びてください」。1年間ほど気持ちを切らさずにがんばり続けることができたら、3年は頑張れます。そうすると、もっと続けられる力が備わります。

自分の持つチカラを信じてあげることです。応援者はあなた自身です。


今から必要となる本と思います。飲食店の値上げノウハウ本はこれしか見当たりません。



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