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たべものコンサル日記R22:私のフリーランス的自営業って、どんな始まり方をしたか正直に説明します!

   今どきの世の中は、大多数の方が世の中の状況や環境に妥協して、
いや、少なからず我慢して、あくせくと毎日を暮らしています。
私もサラリーマン時代は100%そんな生活でした。
  
   一方でお金を稼ぐことを目標にしたり、権力や利権を求めて
チャレンジする人もいますが、
    「お金のために自分の人生をすり減らしたくない!」
という
若い人たちが増えてきていることは、大変好ましく思います。
生きる=活きる=自分を生かすことが人生 だと思います。

♥私も「一度しかない人生は、自分の望むスタイルで過ごしたい」
 
と思って、40歳独立を決行しました。

でも、大切なものを手に入れるためには、欲しいと思うどれかを
身代わりにあきらめておく必要があります。


フリーランス的な自営業の”私”を解説
■40歳妻子持ちで独立して6年半赤字生活を体験
 給料もボーナスもなくなった!

  サラリーマン(私の場合は業務用食器のルートセールスマン)を
辞職した翌月から、「無収入」の世界に変わりました。

なにしろ、新事業最初の月ですから、収入源がありません。
サラリーマン時代の1万円札の重みと同じくらいに、財布の1000円札が
あるのを「本当にありがたい」と思える生活になりました。

家族とも別居して何もなくなったから、
稼ぐために前に進むしか、道は残されていなかった!

  脱サラ独立前に漠然と考えていた収入確保プランは、現実のハードルの
高さの為に、1日にして木っ端みじんでした。

<飲食の経営コンサルタントの卵として初年度に何をしたか?>

1、稼げる力=「実務」を身につけるために、仕事を探した
    
サラリーマンを退職する2週間前に、独立後の運転資金として
200万円をフリーローンで借りていました。
ワンルームマンションを事務所にして、デスクや機材をそろえて、車も購入
しました。半分はこれに使い、半分は毎月の生活費でなくなりました。

そのワンルームマンションの周りの飲食店を、ランチで行く、コーヒーを
飲みに行く、店頭のランチメニューを見たりして、
店内のメニューを見て、料理を体験して、改善点を簡単なレポートに
まとめて、
翌日には、経営者の方に面談して、「お店の改善のお手伝いをします」と
いう触れ込みで仕事の獲得にがむしゃらに動きました。

その時に多く言われたことは、
この近くにあなたが指導した(その頃は支援とは言わない時代)お店は
 ありますか?』と近隣での実績を聞かれました

 なにしろ、独立して仕事を始めたばっかりでのノーマネー、ノーキャリア
 だから、どうしようもない感じでした。

 この時期はお金の額よりも「数多くの実績づくり」が一番大事でした。
 1件が半額でも1/3でも、1万円であっても実績重視でがんばりました。

 (*私が恵まれていたのは、自分のやっていることを「商売」と
   思わず、「好きな事をやるだけ」と思い込んでいたので、
   仕事がダメになったら潰れるかも?どうしよう?とは、
   創業から数年間は一度も思いませんでした)
   ・・・・それくらいにわき目も振らずまっしぐらだったのです)


2、飲食事業成功者の方に面談して、独立時の話を伺いました。
  
まあ、怖いもの知らずに「凄い会社」の経営者の方に
紹介なしでアポを取り、1日かけてお会いしに行きました。(数社かと)
今でも鮮明に覚えているのが、当時久留米に本社を置かれていた、
全国の展開している「豆腐料理の梅の花」さんの創業者の社長さんです。

事務所の方が一斉に立ち上がってあいさつをされ、社長室に案内され、
1時間以上も大切なお話を伺い、最後に社長室と同フロアにあった茶室で
お茶をふるまわれました。とても丁寧で親切で熱心な方でした。
私の大切な創業時の大切な思い出です。

経営者とはこういう考えと判断をしてこう決断をする。
人間だから未熟な時代はやはり失敗をする。みんな一緒だと思いました。
でも、苦しい時に耐えて、やがて勝つためにチャレンジする!
多くの経営者の方から、多くを学びました。


3、ちゃんとした仕事は、新聞広告で本格的な仕事を得ることができました

  
乏しい資金の中から当時の朝日新聞に載せた1回限りの広告で、
同じ市内のご夫婦が経営する小さな寿司専門店、2階の宴会室が雨漏りの
するお店を立て替えて経営したいというお話を頂き、喜んで契約を
お願いしました。
1年後にこのお店は、3階建てのビルになり、年商が1億円を超えました。
それから解約まで、5年間毎週通いました。

ここで、
店舗設計、厨房設計、メニュー作り、出前パンフレットづくり
出前の仕組み、すし店の仕込の仕組み、店売り寿司と出前寿司の違いなど
数多くを学びました。

仕事では、月額の報酬を頂きながら、実務実績年数も稼げて、なおかつ
その契約先の飲食業態の成功するノウハウも吸収できます。

まじめに取り組めば、丸儲けになります。
(*もちろん契約先には全力で知恵を出して貢献します)


<ちゃんとした1件の実績を獲得したら、それを元ネタにして 
 新たな契約を取り付ける>(*これが大事ですね)

実績がありますか?と必ず聞かれるので、「あります!」と言って
実績のある飲食店の名前を言う。
さらによろしかったらお店に電話をして、私のことを聞いてもらって構いませんと伝えたこともあります。

好きな仕事だから頑張れる!を実感した! 


●どんなにきつくても耐えられる
●どんなに面倒くさい細かい仕事でも辛抱できる
●強いプロになるための勉強をすることはまったく苦にならない

こんな感じで、だんだん自営業人間になってゆきました。


捨てて来たもの

自分の健康
   
所詮男一人では、それなりの仕事はできても、自分の健康管理までは
なかなかできません。よって、あなたのお好みの専任「健康管理担当者」?を確保しておくといいですね。ww

悪評
   
私は、どんな方でもいったん契約すると、トコトンそのお店や会社を
良くするためにどんどん提案をします。
その都度、話を聞いてくれて対応する経営者の方はいいのですが、
「ほどほどしかがんばりたくない経営者」の方にとっては、だんだん
私の存在が重荷になってきます。

そして、いつの時期かに私から、
「会社をよくすることをされないなら契約はやめましょう!」と
言って契約をやめさせてしまいます。

そうすると、辞めることは意に反しているとして、私を非難します。
でも私はまったく気にしていません。

なぜなら、
「私の人生は頑張る人のためにある!」と決めているからです。

あり余るお金
 
何だかお金を借りては返すことで人生の半分以上費やした感じです。
毎月生活できるお金があれば、「その日暮らし」ならぬ、
「その月暮らし」
ができれば十分と思って、仕事をして生活してきています。


・・・・・・・・・

いまから独立をされる方、独立して1年未満の方にとって、
一つでもヒントになることが文中にあれば、

「幸いなり」と思っています。


(了)

飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします