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飲食店未来学31:専門家と対話する時の経営者の心の持ち方のコツとは

実はこの比率がどれくらいだったらいいかを、実に「2週間」も繰り返し
考えていました。
で、やっとこの比率なら、noteに書けると思い、本日投稿します。

🍓経営者はオールマイティーではありません

 飲食業の世界でも、40年前、30年前、20年前、10年前、そして現在と
新規オープンのお店の「生存難易度」のハードルがどんどん上がってきて
います。
 
 開業にいくらお金を掛けようと、ダメなお店は6か月もかからずに閉店
してしまいます。

既存店も学んで強くならないと生き残れない

経験も知識も知恵もない新規店では尚更生き残れません

増してすることが多い「飲食店の経営者」の方は、
●金融機関との融資交渉
●不動産物件の良し悪しの見分け方
●調理技術の習得
●店舗経営ノウハウ
●店舗内装ノウハウ
●厨房設備の選定・配置などのノウハウ
●メニューづくり
●スタッフ募集
●目標設定や経費配分のコツ
●SNS販促
●食材原価率の低減方法
●赤字店の改革方法
●的確な計数分析

など、すべてに精通している人は1%もいるでしょうか。

🍓専門家と対話する時の経営者のコツ

飲食店に関わる専門家は以下のような人たちです。
●税理士      ・・・損益計算書だけでもちゃんと理解を。
●中小企業診断士  ・・・無料の公的支援で来る人達
●社会保険労務士  ・・・社内の双務的問題や申請時行の協議など。
●飲食店コンサルタント・・経営改善や開業相談など。
●内装業者     ・・・開業、改築、改装、補修など。
●厨房業者     ・・・機器の入れ替え、開業など。
●AI機器設備業者 など。  〃

私の考えた専門家と対話する際の
最適な「心の適正比率」は

自分を正しいと思う気持ち(信念)70%
相手の意見を聞き自分で吟味する 20%
相手の意見に素直に耳を貸す   10%


せめてこれが私の考える理想的な経営者の姿勢だと思います。
詳しく説明しましょう。

🌰信念が50%以下の場合

 これは、意見を聞いて実行して、結果が良くなければ、
助言者を逆恨みする心の比率です。
経営者=最高責任者は、逃れようもありません。

🌰信念が50%ある場合

 社内の内外を問わず、信用できる身の回りの人たちの意見を聞きながら、自分で考えて選択肢を決める。
そして3日後でも変わらない同じ意見だったら実行する。
翌日に見た時に、違うなと思った意見は実行しないのがコツ。
結果がダメになる決定徐行は、翌日や翌々日には、色あせてくるものです。

🌰信念80%で意見を聞く20%の場合

 身の回りの人の意見を聞くには聞くが、聞く前に「自分のやるべき結論をもう決めている」場合が多いのです。
だから、こういう人は、自分が思っている世の中の景色が猛スピードで変わると、すぐにどうしていいかわからなくなります。

🌰信念70%聞く耳20%素直に助言を受ける耳10%の場合

 他人の知恵をちゃんと自分の知恵に置きかえて、幸せになれる生き方の
人と思います。
 自分を完璧で最高だと思う人ほど、致命的な失敗をする。
実務は劇画ほどかっこよくなく、神通力は存在しない。

甘さは通用しないから、リアルな良さが生まれます。

秋の日の一日。良き来年のために投稿します。

(了)





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