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たべものコンサル日記R33:SDGsは若者が20年後・30年後安心して生活できる極意が詰まっている!<飲食コンサル72歳の理解度をご披露します!>

■SDGsって何のこっちゃ!というあなたに

 私も少し前までは、えらい高尚なわけわからんことをごちゃごちゃと
カッコつけて言い出すなんて、面倒くさいなー!でした。

でも、私の後の世代のことを考えると、毎日好き勝手に暮らしてたら、

そのツケは10年後、20年後、30年後に確実に
今の若者が中年になった時に押し寄せる

ということを知りました。

*SDGs Sustainable Development Goals 
 サスティナブル デベロップメント ゴールズ 持続可能な開発目標
(項目のみ)
①貧困 ②飢餓 ③健康長寿 ④教育 ⑤ジェンダーの平等(働き方改革)
⑥水とトイレの平等化 ⑦エネルギー ⑧経済成長 ⑨産業と技術基盤
⑩不平等の是正 ⑪持続可能な町づくり ⑫消費の責任と生産する責任
⑬気候変動 ⑭海洋と海洋資源の持続 ⑮陸と陸の自然の持続
⑯公正で平等な社会(格差社会の是正) ⑰SDGs目標達成への連携

*自分なりにもっとわかりやすく一部を超訳しました。

この中で気になる大切な事柄を飲食のコンサルタントの立場で
解説します。

■飢餓(きが) 食べ物がなく飢えること

  私にとってたべものがすべてであり、幸福感の源泉です。
今の中国(中華人民共和国)が南シナ海などに進出してきていることは、
13億人~15億人を抱える国としては、国が富み栄える以上に、
飢えの蔓延→暴動→革命→共産党政治の終焉となることを予期した回避行動
であると私なりに理解しています。

中国の沿岸の海は水銀汚染されたり、厚いヘドロ層に覆われているところも
多いと思います。30年~40年前の日本と同じと思います。

海の魚を得ることは直接の「食料確保」になりますし、地底の資源を得れば、そのお金で、他国から食料を買い付けできるわけです。

<関連項目>
①の貧困では、十分な食料が買えないことも起こります。
 私は農家の出身なので、「農業従事者は飢えない」ことを知っています。

⑬気候変動の影響で、1年に2回以上の野菜価格の変動がありますし、
 長期で見れば、食材の価格はここ10年間上がり続けています。

 地球規模の気候変動が起こると、地球規模の食糧不足が起こることを
 懸念します。(地球温暖化対策は急務と思います)

⑭⑮海と陸の自然を保つことが大切です。 
 ・海洋汚染 魚も「陸上の水槽で育てる時代」です。
       安心安全な魚は、きれいな水から生まれます。

 ・陸上汚染 重金属、pm2.5、黄砂、水質汚染などありますが、
       気にしすぎるときりがなくなります。
       *いつ化の未来の日には、天日干しでなく地下の人工灯で
        乾燥させるSFの時代になると思います。

世界で一番フードロスの多い日本のほかは、多量の作り置きをしないで
、多量廃棄しない仕組みに変えていると思います。

廃棄分の1切れも、「食材原価」に含まれています。

<見込み予約生産→完全消費→フードロスゼロ>がこれからの飲食店の
目標になると思います。

■エネルギー 太陽光で自家発電して店舗で使う!

  飲食店の冷蔵庫、冷凍庫、そして食洗機、エアコンなど運営に必要な
機器はすべて電気がないとどうにもなりません。
社会のインフラ管理、とりわけ電気の供給が止まると、
営業できないばかりか、24時間を超えると多量の食材廃棄に繋がります。

  社会インフラもすべて一定の安心安全が確保されているとは
限りません。

■産業と技術基盤

強いて言えば、
今までは何とか守れたけれど、これからはわかりませんよという時代が
もう何年も前から始まっています。
他国でビルや橋の倒壊がありますが、日本も明日は我が身に
なりかねません。

なぜなら、今時は団塊の世代がリタイアして、その下の世代の60代の
人たちが頑張っていますが、数年してやがて引退してゆくと、
いろいろなスキルの承継が行えない場合は、
「スキルダウン」があらゆる場面で起こり、その影響が大きくなると
考えます。

*刑事さんの捜査スキルもダウンすると、監視カメラ捜査が重要になり、
 美術工芸品もやがて3Dプリンターによる製造も予測されます。
 調理の世界でも、プロの調理人の絶対数はどんどん少なくなっていると
 感じています。(*セミプロ、アシスタントプロは増えている)

*技術研修で来る外国の方々を大切な技術承継者に育てることで、
 明日の日本のスキルダウンが少しでも緩和されると思っています。
 (*ニュースを見るたびに全く間違いの鎖国主義、犯罪管理主義が
  いまだにあると思います。政治家の考え方が古すぎると思う)

■不平等の是正

 飲食業界には長きにわたり、所属分類で時給ベースが決まってますが、
これも、本当は、「職能評価ベース」に置き換える改革が必要と思います。

<現在の一般的採用時 報酬分類>
高校生  最低自給の時給(800円 *地域で違う)*当県の場合
社員   男性20万円以上 (*1時間当たり時給計算1,190円
       女性18万円以上 (*    〃     1,071円

例えば、接客を伴うホールスタッフの場合、
高校生~社員も基本的には全く同じ仕事です。
在職期間の長さでスキルアップする場合もありますし、アップしない
人もいらっしゃいます。

格差是正も飲食業界の伸びる1つの要素と思います。



ひとつでも、
貴方にとってのSDGsが身近に感じていただけると
大変うれしく思います。

(了)


飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします