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食べ塾37:良いコンサルタントと悪いコンサルタントの見分け方~コンサル自ら徹底分析!

*この投稿は令和4年6月24日に再編集したものです。
我ながらこのテーマでの投稿は初めてです。
コンサルを30年続けてきましたが、やはりいろいろな形のコンサルタントさん、アドバイザーさんと出会ってきています。
全体をざっくり、時に深くご説明します。

私は良いコンサルか?悪いコンサルか?  ですって??
それは最後まで見たあなたがご判断ください。。。(笑)

■良いコンサルは”花火”を上げない

視点1<必要最小限度の実績表現かどうか?>

 ネット上でよく見ることですが、年商2000万円とか、5000万円とかの
 すごいな!という表現があります。私もうらやましいです。
 しかし、私はいつも、
本当に最近の実績か?本当の実績か?から入ります

本当だとしても、過去の最高実績ではないのか?
最悪なら、まったくのでっち上げの数値ではないのか?
 *ちゃんとした確定申告書を見ないことには信用できません。
数字をうのみにした時点からもう、見た人は取り込まれています

創業から10年、20年、30年の営業年数の信ぴょう性は?
どうでしょうか?

私の経験では、創業から5年~7年前後経過した人は、誇大広告なしでも
それなりに実績と周辺知名度を持っていると思います。

創業半年~2.3年の早熟コンサルが年数をごまかしやすい
独立して1年間~2年間は無我夢中で頑張る人でも、とても受注に苦労していると思います。私もそうでした。

私も、実績ない、顧客ない、お金ないを6~7年間耐えて実績と経験を
積み重ねてきました。いわゆる下積みの時代です。
もう33年目になりましたが、今も投稿等で「キャリア30年」という事実
だけ表示しています。

実績を誇示することはWEB広告の特性ですね。
目立たせること、目を向けさせることが優先して、誇大広告すぎる人が多くいて、本当にその実績を持っている人が埋没するほどです。

自分の弱点は自分が知っているので、キャリアが乏しいと嘘で補強
 するのだと思います。
*嘘ついても、実績作りに貢献されればいいのですが、
 「キャリアの少ない人は分析、判断、選択眼に弱い」ので、
 なかなかそうもゆかないですね。

*10年以上のキャリアのある人は、実績年数のままで十分ですね。
 あまり長すぎるとスキルの経年劣化と受け取られるかもしれません。

■良いコンサルは”ぼったくり”しない

  私もバブル期の頃は、決算でやっと黒字でしたが、貯金なしでした。
本格バブルの頃は、「契約金」という名目(まあ解約防止金)で、
50万円~100万円を前金でいただいたこともありましたが、
20年前くらいからは、「契約金ゼロ円、契約月額を月締め翌月振込」で
報酬を得ています。

視点2<多額のお金を前金で要求するかどうか?>

3万円、5万円でも高額なお金ですが、10万円以上は高額請求と
判断されるとよいと思います。

前金でください・・・コンサルの力量が不明なのに先に支払いしますか?
 このお金を払わないと、特典やチャンスがなくなる!
 もうこれは詐欺マジックで心がすでに取り込まれています。
(*心に焦りがあるからかえって罠にかかりやすいのです)

*私も赤字経営の時はお金が欲しいと思いました。
 しかし、人をだませば「本当の実績」にはなりません。
 だからしません。

 消滅前の悪徳コンサルの方は、めちゃやってから消える道を選ぶ
 のではと思います。

■良いコンサルは”失敗例”もちゃんと伝える

視点3<失敗例も財産のうちと考えているかどうか?>
飲食業界の有名コンサルの方で消滅した方を一人知っています。
その方は、
「失敗例は創業して100店中に1店もありません!」といった方です

コンサルなら全員がわかることですが、

創業1年目~5年目までは、「成功率50%以下」が普通と思います。
失敗の連続のコンサル支援を積み重ねてゆくので、
「なぜ、どうして失敗したか?」を分析してあり方を修正することで
1年に10%づつ成功率が加算されると思います。

失敗例なし・・・まさに嘘をつくな!です。
 ただし、創業前のサラリーマン時代にしかるべき経験と実績をもって
 独立された方には、例外もあります。

 しかし、組織をバックに支援したときはYESといった方が、
小さな会社からの支援だとなかなかYESを言わずに、
わがまま言ったりしますので、

やはり独立自営業を少なくとも3年~5年は経験された方のほうが、
人格も力量も間違いないと思います


最後に

■良いコンサルは噓をつかずに”即答”で
 答えを返します

一見聞いても難しいことかな?と思われる質問もコンサルの力量を
知るために聞いてみるといいですね。

キャリアが10年以上あるコンサルタントにとっては、
同じような事例は何十回も何百回も体験」しています。

私でも、
自分の専門分野に関しての質問でしたら、
5秒以内に回答」しています。

まれに不勉強な事柄に直面した場合は、
自分でしっかり調べて「48時間以内に回答します」というのが、
年に数回あります。

*まあ、プロでしたらそれなりに気を張って生きているという
 ことになるのでしょうか?
 これは自分への励みにも大いになっています。

■おまけの話

 専門家は、
 その分野すべてが専門(プロ)ではないのです

 厨房屋さんでも飲食店が得意なのか?病院が得意なのか?
 分かれます。

 内装屋さんでもビルやアパートが得意なのか?飲食店が得意なのか?
 分かれます。

 税理士さんも飲食店は苦手という方も多くいます。
 一般会社と根本的に仕組みが違いますし、
 お店の経営者の方の計数感覚が乏しいことが壁になっています。

 私も飲食のコンサルですが、
 イタリア料理・フランス料理・中華料理などの専門料理店の経験は
 ほとんどありません。
 焼肉・居酒屋・うどんそば・ラーメン・洋食レストラン・和食レストラン
 専門料理店・パスタ店・弁当店などの経験が多いだけです。

 専門家も得手・不得手の分野を持っているのが普通です
 そこも踏まえて、

 コンサル選びをされたらいいかと思います


 (了)






飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします