コロナ禍より怖い飲食店の三重苦＝飲食店の困った！を解決相談所大分

成功する飲食店の値上げ戦略2023

私の第１冊目のAmazon　Kindle本（デジタル本）です。
飲食店コンサル経験３３年間の知恵を込めた値上げノウハウ本。

作家名：流石種　（著述内容は本物ですが、作家名は冗談的なつけ方）
　　目下のところ購入を確認できた方
　　・飲食店経営者の方（居酒屋さん、カラオケ屋さん）
　　・noteクリエイターの方々
　　・飲食店を顧問先の持つ税理士さん
　　・商工会議所の支援する担当の方
　　・金融関係の本を書く作家さん
　　の方などに購読いただいています。
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🐔アフターコロナの三重苦が始まっている

　飲食業界が復活して元気になることを望んでいるのは、それを利用する
外食客の皆さんばかりではありません。

１，税務署

　こちらは、コロナ過で金庫が空っぽになり国債という借金が増えたため、
まるで飢えた狼のように、国家権力を背景にした巨大サラ金のように、
「飲食店が赤字でも支払う消費税」の取り立てを強化しています。

　聞く限りにおいては、飲食店が潰れる手前のギリギリの限界まで、
税金としてえぐり取れるか、経営者との攻防が起きています。

消費税は２０年度分、２１年度分分は不問でした。
流れが変わったのが２２年の７月。これから取り立て強化にスイッチオン！

累積消費税と今年度消費税を「返済誓約書」をタテに取り立てを受けます。
納税拒否はできません。
取り立ての為の「差押え」という伝家の宝刀があります。

　本来は事業者として支払うのが本筋の消費税。
過年度の未払金には、延滞金（利子）がつきます。
利子の未払いにもまた利子がつきます。
これが今最大の生存のための第１のハードルになっています。

２，社会保険料

　次は、これも２年間不問にされ、消費税と同様に過年度分と今年度分の
納入を迫られています。
消費税ほどの取り立て圧力はないにしても、いずれ完納しないと、
社会保険の適用ができなくなります。

　事業規模が大きい分だけ増えます。年間何千万円にもなります。
コロナ前から、消費税倒産や社会保険料倒産は起こっています。
これが第２のハードル。

３，コロナ禍融資

　気前よく、実質無金利で高額な資金が融資で入った飲食店。
じゃぶじゃぶの融資金で、怠慢経営に陥ったお店はこれから潰れる。

　まじめにがんばってきたお店も、コロナ過が終わって一息つける間もなく、税金や銀行返済金を支払うために、売上づくりに懸命です。

公庫を始め、既存店に対しては、許容範囲の満額オーバー融資状態なので、
「自力で売上をつくり、増やし、返済力を増やす」以外に道はありません。
これが第３のハードル。

🐔採用人件費の高騰と電気代の高騰が追加の
　　二重苦、合わせて五重苦の状態

　これは飲食店にとってまさに「悪夢」です。
業績回復とともに、コロナで切り離した人材を再募集していますが、
外食産業に見切りをつけた人も多く、また、不安定さが露見して
飲食業界への就職をしない人も増えて、人材不足は深刻です。

　本当は、既存店よりも、新規店からＡＩ機器を入れた「次世代型飲食店」を誕生させるべきと思います。
ＡＩ機器の操作に、既存客が順応できるかどうか、利用客の方よりも、
飲食店の経営者の方の方が懸念を持っています。

私は、「スマホが使える人はＡＩ機器大丈夫ですよ」と伝えたい。

そして、これらの三重苦、五重苦は、

次世代型の新しい飲食店を生み出すための、
神様の作った生存フィルターの役目もしている！

＜生残り条件のヒント＞

●経営感覚を昭和型から令和型に切り替える
　売上至上主義⇒利益至上主義に変える。
　長期的な効率化の仕組みづくり、新たな合理化の促進。

●２年、３年かかっても熱意と忍耐で利益づくりを続けて完納する
　（税金や返済金を払いながら交渉できるエネルギーを身につける）

●新しい飲食店経営の方法を研究して順次取り入れる
　大手の飲食店チェーンもまだ半分くらいしか答えを持ちません。
　大半の企業は、令和で最強になれるノウハウを模索中です。
　
　・ＡＩ機器を入れること。
　・モバイルオーダーシステムを入れること。
　・飲食店の従業員と機器の業務分担をどうするか突き詰めてゆくこと。

　　課題はいっぱいありますが、未来の発展のための宝がココにあります。

ＷＢＣの戦いもそうでしたが、
今は
死力を尽くしてがんばるしかありません
生残り権利を手に入れるために、

そして後日、
後悔しないために。

（了）