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飲食店の困った!を解決相談所大分1:食材値上げはいつまで続くか?

 はじめに
おはようございます!
今日の投稿からもう少し的を絞った投稿を心がけます。
今夏に自分に対して「限りある人生の時間の中で、あと何ができるか?」
ということを突き詰めましたが、
私のできるささやかなことは、

「飲食業の応援をし続ける」飲食業の「困った!」を解決する手伝いをする
ということと、

noteで知ったいろいろな悩みを持つ人に、少しばかり長く生きた人生で
学んだことが参考になれば、声かけてください。

「人生で困ったことがあれば聞かせてください」
「解決のヒントになればいい」 という2つの想いを
人生のサードステージ(勤務~自営~フリーランス)の目標に掲げました。

どうぞよろしくお願いします。


■食材の値上げはいつまで続くか?

 世の中の評論家の方達の一部は、年内で食材の高騰は収まるとか、来年中には何とか収まるとか言われていますが、

私の結論は、

長期的には、向こう50年以上に渡り値上げは続く
特に、ウクライナ戦争が終わった翌年までの向こう3年間は値上がり
激しいと見ています。
  2023年 春~夏 プーチン政権の倒壊(予測)
    〃   後半  ウクライナの戦争終結と食料生産開始
  2024年 ウクライナもロシアも食料生産は平常化に向かう

それ以外の重要なことを書いておきます。

■人口の増加と非労働人口の増加

人口が増える地域 インドが中国を抜いて1位の15億人以上になる

         アフリカ諸国など(発展途上国の人口が増える)

非労働人口(働けない高齢者)が増える地域
         日本、中国、先進国など人口は減少するが、高齢者の
         人口は増えてゆく

👓地球規模で考えてみると、食料を生産しても「余る」方向ではないと
  判断しています。

■天候の異変、異常気象、地球の砂漠化

 私は昔は、農家の長男でした。
家の裏の山裾の斜面に3つも4つも自家消費する野菜畑がありました。
夕食には、いつも獲れたての新鮮な野菜で料理を作っていました。
その頃には今のような地球の荒れ方はありませんでした。

地球を畑や田んぼに例えるなら、土地そのものが相当に荒れてきています。

しかも、異常気象の現象が度々起こります。
異常気象により、植物がまともに育たなかったり、廃棄するものが
以上に増えたりすると見ています。

👓植物の生産が計画通りに行かない、植物が豊富に育たないと
  牛豚鶏などの動物は健康に大きく育ちません。

■海洋汚染、空気の汚染が進む

あまり言いたくないところもありますが、

海洋汚染で魚が汚染されてきている
  もう20年前くらいから鮪の水銀汚染は言われています。
  関東方面の方は好んで食べていますが、
  1説には、
  鮪の刺身は週1回の食事で80g、種類によって160gが限度。
  ツナ缶は大丈夫とのことです。

水銀汚染だけではありません。
日本の海は劣等をぐるりと高度成長時代にたれ流したヘドロで覆われて
います。そしてそのヘドロの中には、過去に海へ吐き出された重金属が
溜まっています。

👓海からの生産物(魚や海藻)が収穫できるのは、あと何十年ある
 でしょうか?
 もっと海が汚染されたら、海の食材はなくなります。

 私は、健全な形で「陸上養殖」が盛んになると見ています。
 そちらの方が水質的にも安心です。

 敷居の高い代替えミートよりも、魚の餌を大豆で作った方が効率が良いと
 思います。魚は人間ほどあれこれと文句言わない!

 ただし、魚の餌と海水を動かしろ過するために電気が必要です。
 真水に添加して海水になる物質はもうできていますから、
 電気は太陽故パネルで自家発電がいいですね。

空気の汚染も鮪同様に産業に妨げになると判断されて、行政は野放しに
しています。

👓天日干しはpm2.5以降からは体に良くないと思っています。
  誰も言い出しませんが、麺や魚の天日干しをする会社の一部は、
  天日干しをやめました。

 天日干しも安心安全な屋内干し、乾燥機干しにもっと移行すると
 思います。
 経営も高齢者、作業をするのも高齢者が多いですから、
 新たに口径の若者が参入しないと、
 時代とともに、この分野も先細りしてゆきます。

■日本の食料自給率の低さ

何といっても、食材価格が上がり続ける原因はこれですね。
自国で生産していない、生産していても少なすぎだから、

必要なら高くても海外から買わざるを得ない
高く仕入れるから高く売るしかない

こういう惨めな日本の状況です。

 上の4月の投稿をご覧になれば、金満日本であれば買えるのですが、
これからの節約時代の日本では、

どうしても食べたい人は、高いお金を出して本物を食べる。
我慢する人はお金を出さずにじっとしておく。
代替えでも近いものを食べたい人は、多少のお金を出す。

こんな3択の食生活になると思います。

飲食店の利用も、同じ3択になり、

本物食材を使うお店は高い
代替えの食材を使うお店は少し安い
食べなくてもいい人は安い別のものを食べる


その他にも、円安もありますし、1次産業に関わる労働者の過半数が
高齢者ですから、労働者不足が食材不足になり、高騰することに
繋がってくると思います。

健全な食材、安定供給できる食材を考えると、
飲食店や飲食企業が団結して「生産拠点」を持つ

ことが
必要な時代になってきたと言えます


(アドバイス)
10月値上げしましょう!その次は6か月後の23年4月しか値上げ時期は
来ません。
繁忙期の値上げでないと、まず、成功しません。

*10月は今年一番の値上げ月ですから、ある程度の値上げは容認されると
 判断しています。しかし10%を超える場合は吟味が必要です。


(了)





飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします