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加藤諦三先生の著書「自信」(他人を操る人と心の守り方)について解説!

~はじめに~

こんにちは!

私は、とある派遣のCCオペレータと申します。

表題にも書きましたが、「他人を操作する人間についてと自分の心の守り方」をテーマに、社会心理学者の加藤諦三先生の本を解説していきます。

本文は、長いのでご承知の上でお読み進めていただけると幸いです。

それでは、どうぞ宜しくお願いします!


〜本題について〜

他人を操作する人間は、相手の行動を操作しようと試みます。
また、それは卑怯な行為で誰しも通用する手法ではないため、こいつは甘い蜜だとかぎ取った相手には、ことごとく利用しにかかります。

ところで、人間関係で他者とどのような関係を築きたいでしょうか。それは、他人とポジティブな関係を築きたいものです。それを心底願うとき、相手を利用する人と関わる行為は、憎しみを生むため、避けるべきです。

他人に嫌われることを恐れている人が、一つ勘違いしていることがある。そういう人は、他人と会うことをかさねるだけで親しさを増すことができると思っている。他人に好かれることを目標にしている人は、よく人と会う。しかし単に会うということをかさねるだけでは、親しくはならない。私たちはある感情を共有することで親しくなるのである。

加藤諦三,『自信』,株式会社三笠書房

上記の引用は、私の印象に残った箇所です。
会わなければならない、会う回数を重ねて他人より上回らなければならない。そう考えていました。
たくさん会うことは、仲の良い結果です。たくさん会ったから仲がいいのではなくて、「ある感情を共有することができる」「自分はこの人と価値観が同じで関わっていきたい」から会うし、会うことが楽しいから、たくさんの回数会っているのです。

仲の良いフリ(自分を演じる)をすることは、見栄で、空虚さから逃げることはできません。

また、相手を利用する人から縁のない、遠ざかれた人には、苦のない行為として避けることはできますが、人間関係で絆を久しく経験できていない人は、空虚さ、孤独からつい他人を操作する人と関わってしまいます。


〜私の記事から得られること〜

・対人関係においてあなたが理解するべき原則を学べる
・対人関係の立ち回りの方針を見出す
・対人関係の何で悩んでいるか、分からないストレス・不安の気持ちを落ち着かせる
・浮き足だったいるときに、いったん冷静になる
(↓不得意)
・読み終えたら、元気になっている。勇気づけられる
・淡々とした情報の発信、ユーモアに欠く
・権威のない個人の情報の発信に留まる


~ご紹介~

執筆者とある派遣のCCオペレーターのホームページで、加藤諦三さんの著書について解説・発信しています。合わせてご覧いただけますと幸いです。


他人を操る手法❶「べき」

自分に都合よく行動させるためには、一般的なべきを持ち出してくる。

加藤諦三,『自信』,株式会社三笠書房

甘えた人に限って、人々は互いに助け合うべきであるとか、人々は互いに他人を傷つけてはいけないとか、あるいは人々は他人に対して自分の行動を納得いくように説明しなければならない、人々は他人に対して、責任ある行動をとらねばならない、他人はけっして過ちをおかしてはならない、人々の調和をみだしてならない、といろいろな論理を持ち出す。

加藤諦三,『自信』,株式会社三笠書房

「べき」規範と呼ばれる、


他人を操る手法❷「おだてる」

小さい頃に、「さすがに頭がいいなぁ」などという言葉をかけられて喜んだかもしれない。しかし、その言葉は、あなたに何か他のことをさせるために使われた言葉だったのである。

加藤諦三,『自信』,株式会社三笠書房

おだてに乗った人は、調子づく、やる気が湧きます。
それで、あなた(私のこと)を動かして、相手(おだててきた人)のやるべきことをやらせます。


他人を操る手法❸「自分の望みを隠す」

相手を操作しようとする人は、相手に対して、「自分がこうしてもらいたいのだ」という言い方は絶対しないからだ。”しない”というよりも”できない”からである。自分が相手にこうしてもらいたいのだ、と言う代わりに、君はこうすべきだ、というような言い方をする。

加藤諦三,『自信』,株式会社三笠書房

他人を操作する手法❹「罪悪感を抱かせる」

「そんなことやっていいのかな、後悔するんじゃないかな」とか「そんなことをやっていると皆に嫌われるぞ」とかを平気で言うのは、相手が自分の行動について判断できない人間だと本能的に知っているからである。

そんなこと相手の取ろうとする行動の価値下げを行っています。その選択肢を汚す発言をして、その価値はないように印象付けようと試みています。
後悔するんじゃないかな→相手の行動を操作(誘導)しています。


操作される人に必要なこと❶「行動の善悪する権利は自分にある」

今まで操作され続けてきた人は、はっきりと自覚しなければならない。自分の行動の善悪の判断は自分でしてよいのだと。

加藤諦三,『自信』,株式会社三笠書房

操作されている人は、行動の善悪の判断を自分ではしてはならない、自分には判断する権利がないと考えています、
「自覚しなければならない」行動の善悪の判断する権利は自分にあると信じなければなりません
他人に操作されようと物事をどう解釈をするか、どう決断をするかは、あなたに決める権利があります。
もし、操作する操作されるの関係性から脱したいのであれば、必ず乗り越えなければならないことです。
行動の善悪の解釈は、自分自身の中で価値尺度を持たなければなりません。

自分の行動の最終的判断を自分でおこない、その結果についての最終的責任を自分でとろうとする人間には、卑怯な人間は近づかない。

加藤諦三,『自信』,株式会社三笠書房

今の選択は、適切であったか。いつもと違う選択肢を選ぶ勇気を持たなければなりません。また、その選択肢を選んだ責任をあなたは負ったならば、あなたを操作する人は次第に近づかなくなります。

自分の人生に責任を持つことから、逃げて楽をしたくなりますが、その代償はとてつもなく大きいです。
自分の選択肢に対して、責任を持って後処理を行う人間には卑怯者は寄り付きません。


操作される人に必要なこと❷「相手に嫌われることを恐れるあまり、操作されている」

操作される側は、相手に嫌われるのが恐いから相手に支配され、操作する側は、相手にはっきりと自分の望みを告げるのが恐いから、自分の望みを隠す。

加藤諦三,『自信』,株式会社三笠書房

相手の好意を失うことを恐れれば恐れるほど、相手から操作しやすい存在になります。


操作する人は、甘えている人

たとえば、自信のない親である。
子供にむかってまで自己主張をできないから、自分にとって好ましくないことをした時、「どうしてそんなことをするんだ」という言い方しかできないのである。
あとは渋い顔をして不満を表明するだけである。

加藤諦三,『自信』,株式会社三笠書房

不満の感情を出して察してほしいは甘えです。
言葉で自分の価値観・感情を伝えて、「私は~感じている。」{こうしてほしい」と主張することは、必要な自己主張です。
私は、~不満だという感情をあなたは応えるべき)これは、甘えです。

「そんなことをするのは、お父さんは嫌いです」とか、「お母さんは嫌いです」と言えないのである。
自分に自信がないから、「自分が嫌いだからやめてくれ」と言えず、一般的な善悪の基準に照らして禁止しようとするのである。

加藤諦三,『自信』,株式会社三笠書房

一般的な善悪→社会という外側で作られた基準に従って行動を判断すること。必ずしも一般的な善悪が自分と合致するとは限らない。

「お父さんは嫌いです。」

子供にむかってはっきりと自己主張できなければ、子供にむかって自分の要求をとおすためには、操作するしかない。

加藤諦三,『自信』,株式会社三笠書房

~おわりに~

本日は、加藤諦三さんの著書『自信』より引用して解説を行ってきました。

加藤諦三さんの著書は、本当に内容が濃く、核心を突きます。それだけ誤魔化しの多い人には耳の痛い内容ですが、もしあなたが、自分自身の問題と向き合い、克服したいならば、必ず助けとなるでしょう。

当記事は、ここまでです。

お読みいただきありがとうございました。

私、とある派遣のCCオペレーターよりお送りしました。

それでは、またお逢いしましょう。bye~

~追記~

加藤諦三先生の著書について、また今後も発信していきたいと思います。『自信』に関して、まだ取り上げられていない箇所がたくさんあるので、拾っていきたいと思います。また、『自信』以外で、『逃げの心理と言いわけの論理 自分の構造』『感情を出した方が好かれる』など、名著であると感じているので、紹介していきたいと考えています。

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