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【ライフ】断捨離のすすめ

11月もあとわずか。12月は「師走」という言葉の通り慌ただしく過ぎてゆき、気づけば年末。そして、年末と言えば「年末の大掃除」。ということで、「年末の大掃除」というテーマで話を続けてみよう。

なぜ、日本人は年末の「大掃除」をするのか。新年を気持ちよくむかえるため、という理由もあるが「歳神様」を迎え入れる準備でもあるらしい。いかにも日本らしい背景で納得。

だがしかし、私は思う。掃除は苦手だし、できることならば年末くらいゆっくりのんびりしたい、と。某大手日用品雑貨店でレジのアルバイト経験があるが、年末の売り場には種々雑多な掃除用品が並び、それらが飛ぶように売れていく。そんなお客様の様子をみている先輩レジ店員は「普段から掃除していれば焦って掃除用品なんて買わなくていいのに」と、なかなかグサッとくる一言を吐いていた。確かに先輩の言うことは正論である。しかし、掃除はなかなかの重労働。床掃除、トイレ掃除、お風呂場掃除etc…。それに加えて、家事、勤労。育児が重なる人々もいるだろう。日ごろから綺麗に保ち続けている人はそれが当たり前かもしれないが、怠惰の極みである私にとって毎日の掃除はハードルが高すぎる。

清潔感を保ちつつ、掃除は極力ハードルを下げたい。そのためにはどうするべきか。お掃除系ガジェット、代行サービス、便利お掃除グッズなどなど、候補はいくらでもあるがなるべく金銭的負担をかけずに済む方法。それこそが「断捨離」ではなかろうか、と思い立つ。

「断捨離」とは単に物を捨てる行為を指すのではない。物と自分との関係を見つめ直し、空間をクリエイトしていくこと。そう語るのは「断捨離」の提唱者、「やましたひでこ」さんである。やましたさんは毎週火曜、21:00~BS朝日にて放送中の「ウチ、"断捨離"しました!」に出演し、悩める家庭の問題の根本となる原因を断捨離の視点から探っていく。この番組の放送を毎週楽しみにしているのだが、「断捨離」こそ掃除嫌いの怠惰な私に快適な年末をもたらす方法なのではないかと感じたのだ。

そもそも物が少なければ掃除をする範囲も方法も単純で取り組みやすくなる。四角い部屋を丸く掃くタイプ(『逃げるは恥だが役に立つ』のみくりちゃんのセリフで個人的に共感度MAX)にとって、物が少なければほこりの溜まるスポットも減り、掃き掃除も拭き掃除も楽になるのではないだろうか。好きなもの、大切なものに囲まれた空間なら掃除をするのも苦にならないのではないだろうか。

と、うだうだ考えている間も時は流れ、年末は近づいてくる。とりあえず、机の引き出し一つ分、不要な物と年内にお別れすることを目標としよう。

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