昇段試験

あーしんどい。
この時期本当にしんどい。
※五月病ではありません 

毎年硬筆の昇段試験があるので
この時期は締切に追われてぶっちゃけ仕事どころではないです。(気持ちは。笑)

今年は8段を受けるので(あ、8段が最後です。)
3月末から土日平日限らず、全予定をブロックして、作品制作に休日の自分の時間を全振り。

やっっっとここまできた。
あと6日くらい。
このタイミングがいつも正念場。
ここで書けてない作品は最後に追い込みが入る。

去年は作戦勝ちで
自分の苦手なものに時間をかけて、他は前半で提出してそれ以降は全く書かなかった。
我ながらナイスな判断。笑
そのため、このタイミングでは苦手なものだけに集中して書いた。

けど今年は状況が違う。
得意な作品の種類が一つもない…
おまけに、去年より一作品多い、全部で7作品提出。

一旦先生に何を優先して最後追い込むのかを確認、最後ラストちゃんとやり切る方針で行くしかない…!

例年、このタイミングで自分で何が書けてないのか?を判断できていたが、今年ばかりはわからない。この段階で、かなり実力不足。

とりあえず今年は八段1回目なので、やれるだけやってみようで進めます。
とはいえ、受かっておきたいものはたくさんある…!

でも、やっぱり何が原動力って
講習会に行って八段の先が見えたこと。
ハイキューの日向じゃないけど、
本当にあんな世界が見れたらかっこいいなと思ってしまった。

1mm、時には0.5mmずれたってだけで
この作品のここの縦線ずれてる、こっちの方がしっかり入るでしょって先生が指導していて、
私は頭の中が???でいっぱいで、 
でもその感覚を、その見えている世界を理解したい、知りたいと思ったから。

あともう一つ。
自分と同じかそれ以上の熱意を持って
ゴールデンウィークに地方からでも講習会に行く仲間がいて、そんな生き方がかっこいいと思った。

みんな先生をやっていたり、もちろん年齢層も高めでおばあちゃんばかりなんですが、笑
仲良くさせてもらっています。
用具の話や紙の話、配置の話というマニアックな話をしてあーだこーだ難しいですよねって言いつつ、頑張りましょうねって同じ方向見て進んでいる人たちをみて、あー今日来てよかったって思えたわけで。心から尊敬の意。

そんな人たちを見たら
自分だってやらないとなーって思うし、やっぱ今年1番きついけど(段が上がってるのだからそれはそう)、1番楽しい、おもしろい。
とっても不思議な感覚だけど、ここ踏ん張ればもう一つ扉開きそう。(気のせいかも。笑)

人によっては、
2ヶ月も人と会わずに作品書いて何になるん?って思うかもしれない。
私が八段とったところで、ただの自己満足に過ぎないのは確か。

でも
何かを一時的に辞めてでも、失ってでも
やってみたいっと思うことって
多分人生でそんなに出会えなくて
だからきっととっても光栄なことだと思います。

20年以上続けてきて
何がよかったって
今まで表彰されたことがあるとかそんなことではなく、
大人になって仕事以外で夢中になれる
最高の趣味があること。
無になれること。
仕事でどんなに嫌なことがあっても、
お稽古に行けばスッキリする。
(先生の家を密かにパワースポットと呼んでいます。笑)

とりあえずあと6日やれるだけやります!
頑張れ明日以降の自分。笑 

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