タイ一人旅小話 #6最終日、体調不良でホテルごもり

最終日、体調不良でダウンした。原因は多分食あたりである。前日の行動を振り返ると、思い当たる節があった。

最終日前日、私はタクシーを1日チャーターしてチェンマイ観光を楽しみ尽くした。ホテルに帰ってきた時には疲労困憊だったが何か食べたかったので、ホテルの近くにあった屋台でトムヤムクンを食べた。ガイドブックを見てからタイに行ったら絶対食べようと思ってたトムヤムクン、一口食べてビックリした。全然美味しくない！！！なんか思ったよりも酸っぱいのだ。でもまぁこんなもんなのかなと思いながら、半分程食べたがさすがに美味しく無さすぎてタイで初めてご飯を残してしまった。
後から振り返ってみると、99%こいつが食あたりの原因だと思う。だって、あの美味しそうなトムヤムクンが美味しくない訳ないし、よく考えたら変な酸っぱさだった気がするから。あと、シンプルに5日分の旅行の疲労が蓄積していたっていうのも関係してるかもしれない。

このトムヤムクンを食べた後、この後どうなるか知る由もない私は呑気にフットマッサージをしてホテルに帰ってきた。ちなみにフットマッサージはめちゃくちゃ気持ちよかった。

そして深夜にめちゃくちゃ体調が悪くなる。とりあえず持ってきていた薬を飲んで寝たら朝には微熱くらいのダルさに治まったが、とても遊べる体調ではなかった。しかも、この日の朝はバイキングを予約していてお金も払っていたのにそれも食べられず。。私がホテルを選ぶ時に4番目くらいに重視する朝バイキングを食べれないなんてこんなに悲しいことは無い。

とりあえず無事に飛行機に乗らなきゃやばいということで、フライト時間の夕方までチェックアウトを延長しようとしたが既に満室のため出来ず、ホテルのロビーで休むことに。
休んでいたらホテルのスタッフの人が私のために毛布と枕とスープを持ってきてくれたのだが、食欲がなかったので正直スープは一口くらいしか飲めなかった。が、タイ人の暖かさに心がホカホカになった。ほとんど『特別なスープをあなたにあげるあったかいんだからぁ♪』の状況である。
その後、ロビーで爆睡して夕方には何とか飛行機に乗れるくらいには体調が回復し、事なきを得た。

前日の1日チャーターのおかげで行きたかった所は抑えていたので、最終日は適当にぶらぶらしてマンゴーのスイーツとカオマンガイを食べれればいいかなーと考えていたのだが、結局なんにもできなかった。
めちゃくちゃ悔しいが、これは『またいつかタイに来てリベンジしろ』っていう神からのお告げなのかもしれない。いや、タイの場合は神というか仏かも。とにかく、また来る目標が出来たのでまぁいいか…とポジティブに考えることにする。そうじゃないとやってられないので。

このトムヤムクンだけは許さない

続く。