将来のこと、覚書き。

逃げたかったけれど、驚くほどあっという間に進路を決めなければいけない時期がやってきた。

ベースとして生きることを憂えているわたしが、未来のことを考えなきゃいけないなんて。吐き気がするわ。

と、思っていたんだけれど、とりあえず宣言した今はそんなに悲愴的な気持ちではない。
こんなこと、前にもあったな。

***

大学3年のとき、わたしは音楽学の道に進みたかった。学部でも院でも、とにかく音大に行こうと思った。いちばん楽しいことはピアノ、楽譜を読むこと、音楽を聴くこと、音楽にかかわることだった。それは今も多分かわらない。
でもそれと同時にそれまで頑張ってきた教職の道も、わたしの前にはあった。母校の教員になりたかったけれどいろいろあってその気持ちはなくなり、どうしようかなと思っていた。そして、教員になるならもっと専門的に学びたいと思っていた。

そんなときに現れた、教育系の大学院への推薦制度。とにかく自分の大学が嫌いだったし、院は外に出たいと思っていた。でもその道を選べば、音楽は諦めることになる?わたしなりに、ふわふわ悩んだ。

結論から言うと、今は音楽じゃなくて教育に浸ることにした。どちらも大好きだけど、音楽はひとまず、趣味として細々続けていくこと、ソツロンは意地でも音楽のことをやる!と決めて、推薦を受けた。

***

そして今ここにいる(どこ)。
どの自治体で、どの校種で、教員採用試験を受けるのか。
もともと私学志望だったけれど、どちらにするのか。
そんなこと、まだ考えたくなくて逃げ回っていたけれど、あっさり捕まった。いや、捕まえてくれてよかった。
納得するまで考えてから決める、なんてわたしにはできない。そんなに甘えさせてもらえる猶予はないし、かつてできなかったから今ここにいるんだもん、ほんとに。
いろいろな機会を与えてもらって、いろんな人に助けてもらって、もう後には引かないと決めた。いつだってやり直せると思うから、とりあえず進む方向を決めた。
楽になるなぁ、というのが正直な気持ち。もちろん、これから勉強しなきゃいけないことはたくさんあるけれど、何をするのか明確になるってわたしにとってはとてもいいこと。

秋だからあんまり元気じゃなくて、毎日ぶちぎれそうだけど、がんばろう。
人と比べたってなんの意味もないんだからね、と言い聞かせながら、、、


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