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読者は喜劇を求めている!? 自分の作風が需要とマッチしない件について
ここ最近、創作活動で産みの苦しみ真っ最中のさわなです。
宣伝
さて、【小説家になろう】で連載中の短編小説の宣伝をさせてください。
▼スカートとスラックスの境界線〜葉山瑞希がスカートを着る理由〜
― 再会したあのピンクハンカチの葉山瑞希は女の格好をしていた ―
高等部の始業式当日、透矢は小学校の同級生だった瑞希と小五以来の再会を果たす。何故か瑞希はスカートを着用し、女の身なりをしていた。昔、いじめっ子から守ってもらった過去をきっかけに瑞希は透矢を慕うようになるが、透矢はなかなか瑞希を受け入れられない。
瑞希は男? 女? スカートを履く理由は……?
性別不明の高校生・葉山瑞希と、ごく普通の男子高校生・新井透矢が自分らしい生き方を模索するボーイミーツボーイ青春物語。
※友情メインでボーイズラブ要素はありません。
全10話。本日5話を投稿したので折り返しです。
反応は?
閑古鳥状態です(TT)
1日10~30PVの亀さんの伸びです。別名義で成人向けも書いているのですが、そちらの1/30です。
ヒューマンドラマ・文芸のジャンルのため、なろうの人気ジャンルではないことは理解していますが、日本最大級の読者数を誇るサイトでこの数字は「う~~ん」と、うなって落ち込みます。
最終話ブーストで、後半から伸びてくれるといいなぁ。なんて。
自作が「なぜウケないのか」振り返り
まだ完結まで投稿していないので、断言はできないのですが、スタートでコケた感があるので振り返ります。
■人気小説は「ポップで明るい」
なろうの人気傾向はファンタジーや恋愛モノでも異世界が多いのですが、自分が投稿したジャンルにこだわらずに、人気作品をさらっと見てみました。
すると、気づいたことが…
なんてポップで軽快で楽しい展開と文体なんだ…!?
個人的に「明るい」と思ったんですよね。
テーマや主人公のノリが「明るい」「軽い」。根底にダークネスなテーマが会ったとしても主人公が明るく、「死にたい」と思っていたり、「生きていることに悲観」していても重々しくなく、どこかポップなんです。
うわー!!
なんか、なんか…私にはない要素だー!!
と、気づきました。
世の中が不況だと喜劇が、好景気だと悲劇が流行するとはよく言われています。
人気作品が「明るい」傾向なのもそこから来ているのでしょうか。
■わたしの作品は「暗い」
わたしの作風ですが、陰鬱とした雰囲気を醸し出すのが得意だと思っています。
その陰鬱とした中から、希望の兆しが見えてきて、最後は希望に包まれて終わる。そんな話を書くのが好きです。(書きがちです)
「陰鬱」好きな自分のルーツを辿ると、
星新一
手塚治虫の「火の鳥」シリーズ
藤子不二雄Aの「笑ゥせぇるすまん」
だったりします。
シュールさ。人間の愚かさ。いきすぎた文明の末路に翻弄される人類。ディストピアなど、そんなテーマを扱った物語に引かれることが多い小学生でした。
自分が小学生の頃にはバブルがはじけて、よくわからない不安が多い時代だったと思うのですが、個人的には暗い話や悲劇を好んで摂取していた気がします。
そして、中和するためにギャグやコメディを摂取するという学生時代でした。
■「陰鬱」トーンの物語。そりゃウケませんよね
最後に救われても、出だしは陰鬱トーン。
そりゃ、読者も着いて来られませんよね。なんて振り返って気づきました。
でも、個人的には、「明るく」できない!!
なんだろう(笑)真に受けちゃうからなのかな。
主人公がつらい思いをしていたとしたら、思春期に良くある不可解な不安やモヤモヤを抱えて生きているとしたら、
それをポップに明るい調子で書けないのだーーーーーーー!!!
ずぅんと暗くしちゃう。
そして、「暗い」「陰鬱」なシーンがあるからこそ、「明るい」シーンが際立つのではないかと思うのです。
人生山あり谷ありね。アップダウンの起伏がよりキャラクターを感情的に生き生きとしてくる。
まぁ、気楽にポップなコメディでも書いてみるか!
要は試しです。
暗い話が好物と言えど、たまには明るくて楽しい話を書いてみようか!
今の執筆が一段落したら、着手しようと思います。
*
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