台本制作の舞台裏_バックヤードへようこそ_舞台裏語ります_

ずっと抱えてきた創作の悩み

自分自身の思考整理で“創作の悩み”について文章でまとめました。まとなりのない文章ではありますが、正直に書いています。

当初からの悩み

活動当初から思っていたこと、悩んでいたこと。それは自身の作風と方向性。ずっとずっとこれでいいのかなと思いながらやって来きた。
その時の自分のありったけを詰め込んで書く。いつも出し切る。完成度には満足してる。私自身は書いていて楽しい。でも「それが受け入れられるだろうか?」という不安が強かった。表現の仕方、方向性に悩む。需要は果たしてあるのか? これは求められているものなのか?
声をあててもらい完成するシチュエーション台本やボイスドラマ台本は、小説とは違う。その台本を「使いたい!」と思っていただけるのか、聴く方が満足してもらえるか。もちろん、台本自体が読み物として完結できるようにも表現する。台本に触れる方は様々なので、多方面のユーザーに配慮した作品作りが求められるのでは...?
そうやって、自問自答しながら書き続けて来た。ニーズを意識し過ぎて空回り、比べて自信喪失、暗中模索、そんな時期もあった。
「私に何が求められているのか?」答えを探してきたけど、答えが見つからない。
それどころか自分のやりたいことと乖離していくばかり。

誰かの「大好きに」なれればそれでいい

悩んでいる間もがむしゃらに次々と書き続けていた。立ち止まっている時間がもったいなかったから。頭の片隅で答えを求めて模索していたけど、同じところをぐるぐると周回していることに気づいた。
この問題に正解なんてない。答えなんて出ない。もう考えるのはやめようと思った。
人の数だけ好みやニーズはある。自分が書きたいものを書き続けていけば、きっと「それを好き」と言ってくれる人に出会える。今までだってそうだったじゃないか。きっと数とかそういうのではない。「みんな好き」な作品が作れなくたっていい。誰かの「大好きに」なれればそれでいい。

ずっとハングリー精神

わかっていたはずなのに、暖かい言葉を頂いて満たされても しばらくするとなぜかハングリーな状態になるのだ。「もっともっと次は面白いものを作ってやろう」と。そして誰かに届けようと書き始める度に最初の悩みに戻ってくる...。
「これは受け入れられるのか?」
ずっとその繰り返し。自分の飽くなき探究心と創作魂ゆえにこの悩みからは解放されないんだろうな。

悩みに答えが出たらおわり

毎回悩むのは変わらない。悩むのは悪いことではないし、悩んでいいんだと思うようになった。
悩みがつきまとうからこそ、私は書き続けられるのだ。自分の向上心とのぶつかり合い。より良い表現を求めて自分と向き合う。また前に進もうと思う。
答えが出たときはきっと満足して次書く気持ちが起きなくなるだろう。

これからも書きたい世界を描いていく

自分が興味惹かれるもの、アンテナに引っ掛かったものを具現化するスタイルは変えないで行こうかなと。
エロもコメディも癒しもドラマも、世界観作り込んだ物語も、日常の延長線を切り出した話も。何でもありで。それが私の個性だと思うから。
「書きたいものを書く」
最初に筆を取ったときの気持ちがそう。それが一番。それがきっと楽しい。
初心を忘れなければずっとどこままでもやっていけそうな気がした。
そして、「私の好き」を誰かと共有する。そんなコンテンツを作り出していく。これを今日も原動力にしていこう。

私の作品を好きと言ってくださる方ありがとうございます。いつも暖かいコメントもらってばかりなのに、「まだまだ満足いかない」と悩みを言って、不甲斐ないですが、創作へのエールは創作で返せるように創ることは続けています。


~最後まで読んでくださって、ありがとうございました~


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