[創作1000ピース]14,すきま風(ショートショート)
目的の部屋に行くまで場繋ぎの世間話。
なんか聞いたことある話だな。
まったく同じ話、同じ語り口だった。
私なら一度話した話は覚えてる。私なら同じ話しはしないのにな。
私は一度話した事を忘れるくらいの存在なんだろうな。
先導して開けてくれた扉からすきま風が吹いて、少し心が寒くなった。風が通り抜けるくらいあなたと私には距離があるみたいだ。
*** 創作1000ピース ***
たくさん書いて書く練習をするためにまずは1000の物語を書く目標を立てました。形式は問わず、質も問わず、とにかく書いて書いて、自信と力をつけるための取り組みです。
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