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東京シティ・フィルのドラゴンクエストコンサートに行ってきたよ!!

昨日、3月25日、ドラゴンクエストコンサートに行ってきた。興奮冷めやらぬうちに所感を書き記しておきたいと思い、書きました。

ちなみにこの記事のヘッダーは親子三代(父、私、弟、息子)で使い倒したドラクエⅠ・Ⅱの攻略本です。使い倒してます。


行ってきたコンサートのチラシはこちら!

ドラクエⅠ・Ⅱの楽曲がひとつの公演にまとまっていて、贅沢感満載!
本当に贅沢な休日の午後を過ごしました!


オーケストラの生音ってやっぱりすごくて、音だけではなく、振動が体を刺激して、まさに音楽を体感するという感じ。
低音を担っている金管楽器の地鳴りのような音や、コントラバスの低い音がとても迫力がありました。
広野をゆく(Ⅰ:フィールドBGM)、Love Songを探して(Ⅱ:冒険の書や復活の呪文入力画面BGM)は弦楽器のはじく奏法で表現されていてびっくり。伸びるような音色とは違い、ポロンポロンと1音1音が聞き取れるバイオリンの音色が新鮮でした。

セットリストも素晴らしく、序曲から始まり、城、街、フィールド、戦闘、洞窟、ラスボス戦と、まるで自分がドラクエをプレイした軌跡を辿っていく曲順で、自然と目頭が熱くなりました。

「ここはラダトームの街だよ」
みたいに、町民の声が聞こえてくるようです。

そうそう、ひとりで広野を歩いて、スライム倒して。
リカントには苦戦したなぁ。(おそらく序盤の壁)
って。

オーケストラで聴くと、より旅の孤独感や困難さ、敵の驚異など、冒険の時に感じた恐怖心が補完され、頭の中に壮大な物語が広がっていました。

戦闘BGMもさることながら、ラスボス戦の迫力といったら……!!

うまく表現できませんが、先ほど話した金管楽器の吠える音や地鳴りのような音、シンバルやティンパニの耳を刺す音、低音のバイオリンが奏でる静かな不穏な音、それらが混ざり合ったハーモニーの臨場感はその場にいないと味わえない。

竜王とハーゴン、シドーを倒した気になって帰ってきました。


そして実感するのは、すぎやま先生の凄さですよ!!

指揮者の方もお話しされていましたが、BGMに使える音のチャンネルは2チャンネル(ラスボス戦では3チャンネル仕様)しか使えなくて、少ない音の数で音楽を奏でていたんですよね。
最近のドラクエBGMは長めなんですが、初期は曲が短くて短いフレーズをループさせていたそう。同じフレーズが繰り返されていても、曲として成立しているのがすごいと言うか、どれも飽きず永遠に聴けてしまう力がある曲になっていますよね。
つまり、制約がある中ですごい音楽を作られた!!
すごいことです!!

すごいしか言っていない。(それしか言えない)

帰宅して、ファミコン音源と聴き比べて見たのですが、オーケストラに負けてない!
(もちろん、オーケストラ音源ももめちゃめちゃ素晴らしいです。どちらも素晴らしい。それぞれの良さがあって比べられるものではないです。けして、オーケストラを落とすような意味ではないので誤解しないでくださいね)

音色はファミコンのピコピコ音一色だし、音の数も少ないし、技術的に前時代のものです。
それでも、雛鳥が初めての見たものを親と思うように、私のなかでは最初に出会った音源が偉大で、その頃の感動が忘れられずに残っていたんだなと気づきました。
ファミコン音源のすごさを、オーケストラを聞いたことで余計に実感したんです!!
ゲームプレイ中の思い出によって増幅、補完され、ピコピコ音源は私のなかで壮大な音楽になっていたんですねぇ……!

オーケストラになるとこんな音になるんだと、感動しつつ、当時の思い出に浸った鑑賞会でした。


同行した息子(ドラクエをプレイしている本人の希望で)が後半飽きてしまったのか、体を揺すり始め、それをなだめながら、ヒヤヒヤしながらの鑑賞でしたが……(汗)

まだ2年生には早かったか~。
というか、長いよね、二時間は。


そんなこんなで、楽しかったです!!


興味がある方は、是非ドラクエコンサートに足を運んでみてくださいね。
やっぱり生音は最高ですよ!


次のコンサートの予定は以下の2公演のようです。
3月25日公演と日にちが近かったのと、一方は開催場所の関係で諦めました。(ぐぬぬ……行きたい)


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