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一歩ずつ前へ(2023年7月の創作活動振り返り)

音声作品向けのフリー台本や小説創作など、一次創作の物書きをして7年目になります。さわな と申します。

7月の活動報告です。



まえがき

創作活動は停滞気味ですが、もがきながら前には進んでいる感じがします。

フッとインスピレーションがわき、フリー台本を書きました。まだ小説という形態を書く体力はなく、頭のなかは文字にできなかったアイディアで大渋滞していますが、少しずつ進んで行けたらと思います。

難しい話ですが、創作をする時間を確保して「やろう!」みたいに意気込むよりも、ちょっと休憩したタイミングや気が向いたタイミングで書き始めてみるのが自分にはあっているのかもしれません。

「やろう!」と気張るほど、やる気がなくなる気がします。

読書の方はすっかり習慣化されて、隙間時間に読み進めています。

暑さに負けて、睡眠欲が増していますが、「コツコツできることをやって、一文字でも進められたら……。出来は気にせずに手を動かしてみれば何かが変わるだろうか?」と思ってきました。

頭の中でできないと想像する前にまずはやってみる!精神で前進していければと思います。



創作活動の振り返り

7月の投稿のお礼

たくさんのスキを頂いた投稿はこちらでした。ありがとうございます。
意識改革のエッセイと、世界史映像作品の感想でした。

 

7月の活動成果

  1. 小説執筆・投稿

    • 【投稿】SF短編小説(昨年応募用に作成した小説):7月下旬からnoteに投稿

  2. フリー台本執筆・投稿

    • 【投稿】男性向けシチュエーション台本 2本

    • 【執筆中】男性向けシチュエーション 1本

    • 【執筆中】女性向けシチュエーション 2本

  3. note投稿9本

    • 活動報告・エッセイ・感想文記事:4本

    • 小説作品記事:5本


頑張ったこと

  • 読書(創作の糧として。月5冊がちょうどよい感じ)

  • 久々のフリー台本投稿!書いて楽しい!の感覚も戻ってきた

今月投稿したフリー台本はこちらです。

ここだけの話、ハプスブルク家のエピソードから着想を得て、人物像を作りました。絵画「狂女フアナ(作:フランシスコ・プラディーリャ)」を見ながらイメージを膨らませました。

今書いている台本も同様に歴史人物のエピソードから着想を得たものになっています。
得た刺激やインスピレーションを形にしたい!と意欲的に取り組んでいます。

手につきやすい台本創作から始めてしまいますが、書くのになれてきたら、小説を!!と思っています。でも分量的に規模が大きく、意気込むとやる気を無くしてしまいそうなので、自分にあまり強制しないように。と思っています。

まずはメンタルバランス第一でやりたいと思います。



7月のインプットの成果

読書と映像作品鑑賞のインプットは以下の通り。
 映像作品:1本
 読書:5冊

依然として私のなかで世界史ブームが続いていて、世界史関係の本を手に取っています。

映像鑑賞

征服王ウィリアム ソード・コンクエスト

2023/07現在、Prime Videoで視聴可能。
ノルマン・コンクエストで知られる征服王ウィリアムの若かりし日々、彼をを取り巻く複雑な人間関係、家臣との信頼関係を丁寧に描いた作品。ウィリアムの人物についての理解が深まりました。中世初期の美術演出も素晴らしく、創作の参考になります。

詳細な感想はこちら(note:【映画感想】一番観たかった部分が描かれていなかったノルマン・コンクエスト 『征服王ウィリアム ソード・コンクエスト』を見て


読書

1,ハプスブルク家の女たち (講談社現代新書)

7/1読了。
同著者のハプスブルク通史も読んだので、主人公を女性に置いたという点で興味深い作品だった。女も女としても闘いがあると感じずには居られない。

詳細な感想はこちら。1と2を取り上げている(note:【読書感想】印象が正反対の歴史人物!? ~異なる著者の読み比べで深める人物像~ 『ハプスブルクの女たち』『名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語』


2,名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語 (光文社新書)

7/5読了。
絵画が好きなので、絵画のモデルとなった人物の人生や歴史背景が知れて良かった。本を読んでから絵画を眺めると感じ方が変わるから不思議。人物背景と彼らが生きた時代を知ると、名画をより深く味わうことができる。

詳細な感想はこちら。1と2を取り上げている(note:【読書感想】印象が正反対の歴史人物!? ~異なる著者の読み比べで深める人物像~ 『ハプスブルクの女たち』『名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語』


3,名著で読む世界史 (扶桑社BOOKS)

7/14読了。
次にどの分野の歴史本を読もうか思案していて、そのガイダンスとして手に取ってみた。興味を持ったのは「ガリア戦記(著:カエサル)」「ゲルマーニア(著:タキトゥス)」。当時のケルト人やゲルマン人について記したもので、民族の源流を知りたいと感じている自分の答えになりそうだ。
ローマ帝国の物語を読むなら、やはり塩野七生さんの作品だろう。図書館に行けばハードカバーで10冊シリーズが並んでいて、手に取るのに臆していたのが、本書で「人物を中心に物語を書いているから面白い」と書かれていて、ハードルが下がった。これから読んでみようと思う。
あとは中世ヨーロッパの騎士道精神、封建制度の時代があったから近代国家が自発的に生まれた点や「アメリカには中世がないから、敵対者に対しては宗教戦争の色彩を帯びてくる」など、「宗教と文化は切り離せない」、「各々の民族の文化には民族の源流となる地域環境が影響している」など、文化形成の核となる要素に関する話があり、興味深かった。


4,誰も教えてくれない 真実の世界史講義 古代編

7/21読了。
本書で著者が語るように、「西欧と中国が中心の世界史でその他の地域はどこへ行った!?」という疑問点を提示し、日本教育の世界史が真の世界史ではないと言う主張が中心に書かれている。
なるほど、歴史は勝者が作るとはまさにこのこと。現代の世界の覇者が自分たちの都合の良いように作った歴史が中心になっていると思うと納得してしまう。
ただ、著者の独特でクセのある毒(言い回し)がひっかかるが、正論だと思ってしまうので、読み進められる。「今世界史として通説となっているものはたいしたことないんですよー」という主張が中心で、西欧・中国以外の地域の歴史は薄め。そこをもう少し知りたい。中世編もあるので、著者の主張をもう少し見てみようと思う。


5,誰も教えてくれない 真実の世界史講義 中世編

7/29読了。
古代編と同様に、「米欧中が中心の世界史だけど、いかに壮大に見せているか。偏っているか。世界の尺度で見ると彼ら(米欧中)はずっと負け組」という主張で、中世史の真実を語るというもの。対比として、日本の歴史も取り上げ、同時代の日本は米欧中に比べ後進的ではないことも論じている。
中世ヨーロッパについては他の書籍で読んでいるので、歴史に関しては新しい情報はなかったが、著者の鋭い切り口で見方が変わったところもある。
「大航海時代は国力が弱すぎて陸路から輸入ができなかったために、海路を目指した」や「ジャンヌ・ダルクは直接神の声を聞いたと主張したために、個人と神との直接的な繋がりを否定したローマ教皇庁によって異端しされた」という話が腑に落ちた。後者は英雄でありながら、何故処罰されたのかが長年わからなかったけど、宗教改革が絡むと思想の違いで対立したりする。同じくフランス国王を支持する立場であるローマ教皇にとって、思想の違いによりジャンヌは敵になってしまったのだなと納得。



あとがき

なかなか創作活動って、劇的に前進するものではないというか、コツコツとしか前に進めないものだなぁと思いました。

それでも、コツコツ毎月最低1記事でも、noteに振り返りを綴るのは目標の再設定や現状把握にとても役立っています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
もし「この記事が良かったよ」と思われましたら、反応やコメントなどいただけると嬉しいです。とても励みになります。

他にもリクエストあればマシュマロからでも質問受付けていますので、お気軽にコメントください。

 

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