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Pixel art 古事記 〜天岩戸〜

目次

  • 須佐之男命

  • 岩戸隠れ

  • 岩戸開き

須佐之男命

海を治めることになった須佐之男はずっと泣きやまなかった。
地団駄を踏んでは泣き、髭が伸びても泣き、その泣きっぷりで海は荒れ狂い、木々は枯れ、悪い神がはびこった。
伊弉諾命が聞いた。なぜ国も治めずに泣いているのだ?
死んだお母様に会いたいから黄泉の国に行く、と須佐之男は言って聞かな勝った。伊弉諾命はそんな情けない息子を国から追い出しました。

須佐之男命

岩戸隠れ

国を追い出された須佐之男は母に会いに行く前に天照姉さんに挨拶しに行こうと思い高天原へ向かった。
天照大神は須佐之男が国を奪いに来たと思い男装して待ち構えていた。須佐之男は警戒してる天照姉さんに勾玉を噛み砕いて男神を産んでみせて誓いを立てた。しかし、元は天照大神の勾玉だった為、誓とみなせるかどうか押し問答になったが須佐之男は一方的に自分の勝ちだと言いはり言い続けた。
元々の気性の荒さから、田の畦を壊し、溝を埋め、御殿で糞をする、などの狼籍の限りを尽くした。それでも天照姉さんは須佐之男をかばったのですが、ますます調子に乗り、皮をはいだ馬を人の家に投げ入れた。家の人はそのことが原因で死んでしまったのでした。
流石にこの件で天照大神は嘆き悲しみ天岩戸の奥に引きこもり、入り口を大岩で塞いでしまった。そして、この世の中は真っ暗になった。

岩戸開き

世の中が闇夜となり、悪いものが一斉に発生した。八百万の神々は大いに困って天の安河原で相談した。天照大神を天岩戸から出す作戦を考えた。
作戦開始、天岩戸の前で宴会が始まった。八百万の神々により矛、鏡、玉飾りなどを作り祝辞を奏上した。さらに、天鈿女命が髪や服を振り乱して踊り出し、その踊りの面白さに八百万の神々は大いに盛り上がった。天照大神はその騒ぎに気づき外の様子が気になった。少しの隙間から覗き見ながら、これは何の騒ぎ?だと尋ねた。天鈿女はこのように答え「天照様よりすごい神様がいらしゃったのでみんな嬉しくて歌い踊ってます」天照大神はその神を見ようとして、鏡に映った輝かしい自分の姿をみて新しい神の姿だと勘違いしました。そしてもっとよく見ようと身を乗り出した時、岩陰に隠れていた怪力の神様に連れ出されたのです。再び世界は明るくなった。
八百万の神々は相談し、須佐之男に沢山の品物を献上させ、髭と手足の爪を切って追放したのでした。

天岩戸神社

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