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Pixel art 古事記 〜大国主神〜

目次

  • スセリ姫

  • 父 須佐之男 VS 大国主神

スセリ姫

オオナムジは意地悪な兄弟から逃げ、須佐之男のいる根の国へ辿り着きました。そこには須佐之男の娘スセリ姫がいました。とても美しいスセリ姫にオオナムジはすぐに恋に堕ちました。
オオナムジは須佐之男に「スセリ姫をお嫁さんにください」と頼みました。
ほほう〜、今日は泊まって行きなさい。と言いながら須佐之男は不気味な部屋へ案内した。

父 須佐之男 VS 大国主神

<試練1>
不気味な部屋には蛇がウジャウジャいた。オオナムジはスセリ姫を嫁にもらう為その部屋で寝ることにした。部屋に入る前にスセリ姫からスカーフを手渡され「蛇がきたらこれを3度振ってください」と言い残し無事を祈った。
寝てると蛇が襲ってきた。スカーフを3度振り回すと蛇は逃げて行った。無事に朝をむかえたオオナムジは昨夜はよく眠れたと言い、お父様におはようの挨拶をしました。
<試練2>
須佐之男は今夜も泊まっていきなさいと昨晩とは別の部屋に案内した。そこにはムカデと蜂がウヨウヨいてとても油断出来ない状況だった。スセリ姫からのスカーフを振り回すと、これもまた逃げていった。
このスカーフは天女の羽衣のようなもので呪力がかけられていると言われている。2日目も無事生還したオオナムジは須佐之男に結婚を認めてもらうよう頼んだ。
<試練3>
そうか。結婚の前に山へ一緒についてきなさい。須佐之男は思いっきり遠くへ矢を飛ばし、この矢をとってきてくれとオオナムジに頼んだ。わかりました。勢いよく山奥へ矢を探しに行ったのを見届けると、須佐之男は山に火をつけた。
オオナムジの背後から火が襲ってくる。もうダメかと思ったが、1匹のネズミがやってきて「内はほらほら外はすぶすぶ」と言いました。オオナムジはネズミの言葉を考え閃きました!地面を踏みつけると1人分くらいの穴が空き、そこに隠れ火がその上を通り過ぎるのを待ちました。火が通り過ぎた後、ネズミのご子息が矢を見つけて持ってきてくれました。
ついに死んでしまったかと思っていた須佐之男父娘の前にオオナムジは矢を持って帰ってきました。
<試練4>
なかなかやるなー!と須佐之男も感心し、オオナムジにワシの頭のシラミをとってくれと言い横になった。オオナムジは頭に手をかけるとそこにいたのは大ムカデだった。大ムカデに困惑してると、スセリ姫が赤土とムクの実を渡した。大ムカデ潰したように見せかける為、2つを同時に噛み潰して、ぺッてはいた。オオナムジの機転で、須佐之男はすっかり信用して寝てしまった。その時、柱という柱に須佐之男の髪を結びつけ、何か役立ちそうな物をまとめ、スセリ姫と一緒に逃げ出した。逃げるときに蹴ってしまった琴の音で須佐之男は目を覚まし、髪を柱からほどいている間に2人は国境まで逃げて行った。取り残された須佐之男は最後にオオナムジに言った。
「お前の持ってるその宝で兄弟を追い払い、娘と結婚し、これでもかというくらい立派な神殿を作るのじゃ〜。お前を大国主神と名付ける!良い国を造るのじゃ〜!」

大国主神は須佐之男の言う通り、兄弟の戦いに勝ち、この国の王になったのでした。オオナムジ=大国主神(オオクニヌシノカミ)である。

大国主神社
須佐之男命と大国主命が祀れれてる

つづく


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