コロナサウルス

中国で出現し、日本にも上陸したらしいコロナサウルス。この記事ではその生態を考察してみる。
そもそもこの時代に恐竜の新たな新種が見つかること自体がとても珍しい。何せ恐竜は過去の生物であり、化石化してしまっているものがほとんどだからだ。それが新種の、しかも生きた恐竜だというのだからとても興味深い。水爆実験の影響で海底に眠っていたゴジラが目を覚ますというのはフィクションであるが、このコロナサウルスは突如出現し、しかも急激な速度で増殖しているというのだから、これは地球史上恐ろしいくらいに珍しい出来事だ。
これまで私の元に集まってきた情報によると、コロナサウルスは獰猛な肉食恐竜で、人間を主食としている恐竜らしい。コロナサウルスと対峙した場合2.8%の確率でコロナサウルスの餌食となってしまうらしい。そのためコロナサウルスはその代謝を維持するためのエネルギーを必ずしも確保することができるわけではなく餓死してしまう個体がほとんどだという。故にその繁殖スピードは異常であり、中国から日本に渡ってきたとなるとその環境適応能力もまた興味深い。中国から日本に物理的に移動するには海を渡るか空を飛ぶか、人間に紛れて飛行機あるいは船といった交通手段を利用する以外に方法はない。獰猛な肉食恐竜とは言え、人間の文明を利用するほどに知恵が備わっているとは思えない。もしそのような知恵を持っていたとするならば、人間と対峙した際の捕食率が2.8%と低いのはあり得ない。つまりコロナサウルスは短い寿命で海路あるいは空路を渡ってきたことが考えられる。となるとコロナサウルスの形状はモササウルスをはじめとする魚竜のようにヒレを持った恐竜か、プテラノドンをはじめとする翼竜のような翼を持つ可能性が非常に高い。魚竜型ならばその体長は大きいことが推測できるし、翼竜型ならば大きくてもせいぜいレプテリアンサイズと考えられる。そしてその短い寿命でありながら東シナ海を渡ってくるとなると、移動中に世代交代を行なっていた可能性が非常に高い。となると移動を前提とした繁殖を行わなければならない。そのためには空路を移動しながらは難しいだろう。なので繁殖問題からコロナサウルスは魚竜型である可能性が有力である。海を渡りながら排卵し、排卵箇所でその世代は生命を終え、卵から孵った新世代のコロナサウルスはその本能に従って日本を目指してきたのだ。またあるいは鯨や一部のサメの用に、体内である程度の大きさにまで子供が成長するまで保護し、適正体長に達したら親は最後の力を振り絞って子供を分娩する出産方法も考えられる。どちらにしてもこの短期間で日本へ上陸するにはそれなりの大きさと、海中航行能力、そして移動しながらの世代交代が可能である新恐竜であると推測される。
情報によればコロナサウルスは人間と対峙した際、顔のパーツで対象を主食である人間かそれ以外かを見分けているらしい。なので顔の一部を隠すことでコロナサウルスは人間を識別できなくなるらしい。そのためコロナサウルスとの遭遇、対峙を回避するには顔の大部分を覆うマスクを装着すると良いという。眼鏡も場合によっては役に立つだろうが、顔を隠しているわけでは無いので確度は低いだろう。
肉食で獰猛な上繁殖力も強く興味深いコロナサウルスだが、1日も早く事態が終息するのを願うばかりである。

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