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「蒼の彼方のフォーリズム」聖地巡礼 自然と歴史が詰まった島、五島へ

「今年のGWはどうしようかな…」

気が付けば社会人になって4年目
1年目はコロナの影響がまだ色濃く残る時期で引きこもりGW
2年目はよく覚えてないが、ソシャカス全盛期でどうせ引きこもりのGW
3年目はいつもは供給少ないのに唐突に推しの供給が複数湧いてきたため、関東→福岡(帰省)→関東(推しのイベント参加)→四国(推しのイベント参加、マチアソビ)→関東 とかいう中々のイカレムーブGW

これまでこんな感じのGWを過ごしてきたminakouだったわけだが、
今年はソシャカスを引退し(完全に辞めたわけではないが、少なくとも貴重なGWの休みを犠牲にしてでもやりたいイベントが来ないことはかなり前から確定していた)、推しのイベントもなさそうということでかなり自由なGWの予定を組めそうであった。

いざそうなったときに、今までやりたいなと思いつつ、金銭的な理由やスケジュールの都合で実行に移せなかったあることをやろうという気持ちが湧いてきた


「あおかなの聖地巡礼に行こう!」


ということで、みなさんこんにちは
はじめましての方ははじめまして
minakouです。

GW期間中に「蒼の彼方のフォーリズム(あおかな)」の聖地巡礼に行ってきたました。

「あおかな」は私を美少女ゲームの沼に引きずり込んだといっても過言ではないとても思い入れの深い作品です。
あおかなExtra2の発売が決定した時にはあまりの嬉しさに勢い任せにnoteを書いたりもしています。(今思えば読み返すのもちょっと恥ずかしいですが…)

舞台のモデルが五島列島であることももちろん知っており、いつか聖地巡礼に行きたいと思ってはいたのですが、今回ようやく実現することができました。


また、今回のnoteは前回投稿した「シャインポスト」に続く聖地巡礼記事になります。

今回は「シャインポスト」の時とは異なり、可能な限り全ての聖地を訪れることができたわけではないですが、このnoteを読んだ皆さんにとって、少しでも聖地巡礼・観光するうえでのスケジュールの組み方や五島列島をより楽しむための参考資料になればいいなとの思いでこのnoteを書きました。

相も変わらず拙い文章ではありますが、もしよければ最後までお付き合いいただけると幸いです。








訪れた聖地(福江島)

福江商店街

作中で何度も登場する商店街です。屋根の模様や形はかなり一致しています。
福江港から歩いて10分ほど。


武家屋敷通り

みさきの家の前のモデルとなった場所です。
福江武家屋敷通りふるさと館には、2024年5月時点で「訪れてみたい日本のアニメ聖地88 2023年版」の記念プレートとスタンプが置いてありますのでぜひ訪れましょう。
ふるさと館の営業時間の情報はネット上で調べてみてもまばらなのですが、確実に空いているのは金・土・日の11:30~14:00のようです。
こちらも福江港から歩いて10分ほど。


魚津ヶ崎公園(ぎょうがさきこうえん)

Extra1で昌也と真白がデートしてた場所です。
春には菜の花、6月には紫陽花、夏は向日葵、秋には秋桜が咲き誇っているみたいですが、残念ながらGWに訪れた時は特に花は咲いておらず、やや殺風景でした…
作中同様、向日葵が咲く夏に訪れたい場所ですね。
なお、魚津ヶ崎公園はキャンプ場としても使用されており、実際に訪れた際にもキャンプをしている方がいらっしゃいました。
道具をそろえてキャンプをしてみるのもいいかもしれない…
福江港から車で20分ほど。


高浜海水浴場

高藤学院福留分校のFC練習場、四島のFC大会会場など、作中で何度も登場する場所です。
直前まで雨が降っていた影響もあるのか、いいアングルでの写真は撮れませんでしたが、「日本一美しい海」とも称されることもある海水浴場で、聖地巡礼を抜きにしても訪れる価値のある場所です。
福江港から車で40分ほど。


大瀬埼灯台(おおせさきとうだい)

Extra1で昌也と真白がデートで夕日を見に訪れた場所です。
灯台の下までは最寄りの駐車場から遊歩道を20分程度、帰りは登り基調となるため30~40分程度歩くことになります。灯台の下まで向かう場合はあらかじめ自身の体力やスケジュールとよく相談しましょう。
灯台を見るための展望所もあります。
私はせっかくなので頑張って灯台の下まで歩きました。
福江港から車で1時間ほど。


鬼岳(おんたけ)

Extra1のラストシーンで登場する場所です。
日中に訪れれば福江島を一望できるスポットであり、作中同様天気の良い夜であれば綺麗な星空を眺めることもできるそうです。
福江港から歩いて1時間ほどで麓に向かうこともできますが、当然山道ですし、麓には駐車場もあるのでレンタカーなどで向かうのが無難でしょう。
私は頑張って歩きました(その2)。



訪れた聖地(久賀島)

浜脇教会

Extra2で昌也とみさきが訪れる浦脇教会のモデルとなった場所です。
浜脇教会までの道中も背景として登場しています。
田ノ浦港から歩いて20分ほど。


Extra2帰り道

これまでの聖地と違い、久賀島中心部にあるただの道なのですがExtra2でみさきの家への帰り道として登場します。ここを最初に見つけた人は本当にすごいですね…
田ノ浦港から歩いて1時間ちょっとです。
基本的にはレンタカーを手配して向かうか、福江島であらかじめレンタサイクルをして向かうのが良いかと思います。
私は頑張って歩きました(その3)。


訪れた聖地(長崎市内)

五島うどん しまや

説明不要の「ましろうどん」のモデルとなったお店です。
2024年5月時点で鈴森先生のイラスト色紙が置いてあります。
店長も気さくな方で撮影許可をお尋ねしたところ「(あおかな)ファンの方ですか?」と声をかけてくださりとても嬉しそうだったのが印象的です。
もちろんうどんもとても美味しく、ごぼう天うどんとセットでミニカツ丼を注文したのですがあっという間にペロリでした。
営業時間は基本的に18時~深夜2時(日曜祝日休み)です。Xのアカウント(https://twitter.com/udon_shimaya)もあるのでこちらで事前に情報を確認しておくと良いでしょう。
長崎電気軌道(路面電車)の大学病院駅から徒歩2分ほど。


隙自語になるのですが、実は私の母方の曽祖父母が五島の中通島に住んでいたこともあり、小さい頃はよく五島うどんを送ってもらい食べていました。
福岡に住んでいた時期が長かったこともあり、柔らかくてコシのないうどんも大好きなのですが、細くてコシがあって何よりのどごしの良い五島うどんが好きだったんだなってのを思い出してすごい懐かしい気持ちになりました。



実際の旅程

ここからはざっくりですがスケジュールを紹介していきます。
実際に行ってみて、もっとこうすれば良かったなと感じたことメモしているので参考になれば幸いです。

4/28(日)

  • 羽田空港→福岡空港→福江空港(12:45着)
    基本的には福岡空港 or 長崎空港から飛行機で向かうのが最速ルートになると思います。
    博多港や長崎港などから船で向かう手段もあります。

  • バスで福江港へ向かい、荷物をいったん福江港ターミナルのコインロッカーに預けて武家屋敷と福江商店街へ(~15:00)

  • ホテルにチェックイン
    そのままホテルでのんびりしても良かったのですが、翌日が雨予報だったので雨が降らないうちにぎりぎり徒歩でも行ける鬼岳へ。(~18:00)

  • 五島牛で有名な望月さんで夕食、予約はしていなかったがギリギリ空いている席があり、五島牛のステーキを堪能。


4/29(月・祝)

  • レンタカーを借りて福江島の聖地巡礼へ
    前日まで雨予報だったが、日中は奇跡的に雨はほとんど降らず。
    今回は9:00~18:00でレンタカーを借りましたが、「あおかな」の聖地を巡るだけなら9時間でも正直時間は余ります。
    大瀬埼灯台の夕焼けや鬼岳の星空も観るのであれば、24時間でレンタカーを借りるのが良さそう。
    ただし、長期休暇期間はレンタカーの予約がすぐに埋まるので早めの予約を推奨。

  • 大瀬埼灯台(10:00~11:30)

  • 高浜海水浴場(12:00~13:00)
    ここで昼食、今回はあらかじめ三井楽水産福江港ターミナル売店で購入した鬼鯖鮨を頂きました。
    レンタカーで福江島を観光する場合、道中に食事処があまりないため、あらかじめコンビニ等で昼食を買っておくと良いでしょう。

  • 当初の想定より時間に余裕があったので、休憩もかねて三井楽(みみらくのしま)と遣唐使ふるさと館へ寄り道(13:30~15:00)

  • 魚津ヶ崎公園(15:00~16:00)

  • 居酒屋をいくつか探していたが観光客でにぎわっていてどこも満席、偶然見つけた天狗党さんで豚骨醤油ラーメン、たこ刺、ビールを頂きました。醤油とんこつラーメンの焦がしニンニクと肉味噌が食欲をそそり、普段はほとんど飲まないビールが美味しく感じました。やはりらぁめんは正義。
    前日の望月さんもそうでしたが、長期休暇の場合、人気店はあらかじめ予約していないとお店に入れない場合もあるので注意。


4/30(火)

  • シーガルで久賀島へ向かい、浜脇教会とExtra2帰り道へ(9:30~12:30)
    行きは福江港9:10発の船、帰りは田ノ浦港12:30発の船に乗りました。
    私は覚悟を決めて歩いて回りましたが、基本的には前述のとおり、あらかじめレンタカーを予約しておくか、シーガルは自転車を載せて乗船できるのでレンタサイクルをしておくのが良いでしょう。
    ちなみに12:30発の船を逃すと次の船は17:10までないです(そして17:10の船が最終便)。

  • 福江島に戻って港近くのうま亭さんで昼食をとり、福江港ターミナルでお土産購入(~16:30)
    正直時間は余っていましたし、午前中歩き回ったこともあり、残り時間はターミナルの待合スペースで休憩Switchのギャルゲーしてました(笑)

  • 16:30発のジェットフォイルで長崎市内へ
    長崎駅近くのホテルにチェックインして荷物を整理した後、路電に乗って五島うどん しまやさんへ


5/1(水) おまけ

今回の旅程で聖地巡礼として訪れたかった場所は前日までに回れたのでそのまま帰っても良かったのですが、せっかくなので以下のスケジュールを組みました。

  • 午前中に長崎市内を観光(めがね橋、グラバー園など)
    実はノープランでしたが長崎市内は観光地がたくさんあるので当日はどこを回るか迷うぐらいでした。
    今度はしっかり時間を確保して観光したい…

  • 昼過ぎに西九州新幹線で博多に移動し、夜はみずはらいっぺいみずほPayPayドーム福岡で野球観戦
    なおホークスは前日まで7連勝中でしたが負けました。どうして…



最後に

今回は初めて「あおかな」の聖地巡礼ということもあり、聖地が集中している福江島と、主人公の昌也とヒロインたちの住む久奈島のモデルとなった久賀島に絞り、あまり詰め込みすぎないようなスケジュールを立てました。
天候や季節に恵まれなかった面もありましたし、奈留島や中通島の聖地巡礼には行けませんでしたが、それでも日常の喧騒から離れて「あおかな」の世界を感じることができた時間は、短いながらもとても充実していました。
是非ともまた五島列島を訪れたいなと思う次第です。

また、聖地巡礼を抜きにしても、五島列島は観光名所が多く、さらに遣唐使や潜伏キリシタンなどの歴史が色濃く残る土地でもあります。
事前知識をもって訪れることで、五島列島をより楽しむことができるのではないかと思います。


そして今年の11月28日には「蒼の彼方のフォーリズム」発売から10年を迎え、6月27日8月29日には「あおかな」を世に送り出したSpriteから10年ぶりの完全新作「everlasting flowers」も発売予定です。
そんな節目の年を迎えるにあたり、それまでには絶対に聖地巡礼に行きたいと思っていたので、今回実現することができて本当に良かったです。

これまでも、そしてこれからも「あおかな」と五島列島が盛り上がってくれることを願って、今回は筆をおきたいと思います。




minakou

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