私 x つなかん x 太陽

想いが「つな」がる
想いを「かん」じる

大好きな唐桑半島にある「つなかん」という民宿について書きたいと思います。
※サウナの感想はないです。

北は八戸、南は気仙沼までが岩手県だと言い張る我々岩手県人。
某サウナ施設のオーナー様から託された移動式サウナこと、サウナトースターはぎりぎり岩手県(ちょっとすぎたところ)、気仙沼に「つなかん」はあります。

最初、様々なメディアに露出があるため、
(どうせ震災や不幸を売りにしたそういう商売だろ?)
なんてやらしいことばかり考えていました。

いるんです。なにかと震災をネタに同情を買うやつ。
地方の物産展なんてそんなのばっかり。
対策として、私も震災で家族、親戚を失っており、ちょっとやそっとじゃアイアンな同情心は揺れないぞ。

ところがどっこい。
お会いした名物美人女将、いちよさんは、一切不幸を語ることのない笑顔で私達のそばにスッと寄り添ってくださいました。

「会いたかったです。」

はじめましてと出迎えられた途端、するりと言葉が溢れてきました。

彼女はテキパキと仕事をこなし、続けます。

「次来るとき便利だから、教えておくね!」
「これはね、ここ!好きに使って!」
「どう??大丈夫?」
「オッケー!!」
「困ったことない?何でも言って!」
「○○ちゃーーーん!!」←名前覚えてもらった

一度お会いしたことがあるかた、いちよボイスが再生されませんか?
私はされます。あの笑顔と一緒に思い出すだけで胸がキュンとして、すぐにでも会いたくなる。

メディアで語られてることよりも、考えられないくらいの壮絶な悲しみと絶望と、その他もっともっとおつらいことがあったのに、現在、いきいきと働いてる彼女。
筆舌しがたい過去を思うだけで、涙が溢れそうになります。

我々は食事の際、乾杯に「今日も美しい、我々のいちよさんにかんぱーい💕」っていうんですが、

「えー、やだー、うれしーい!」

なんてことないのに本当に喜んでくださる。

これみなさんもやってますね。


溢れるホスピタリティってこういうことか。
誰しもいちよさんに恋してしまう。
いちよさんに愛たくて、またきてしまう。

海風の音も、定時になる町のチャイムも、
最高のごちそうも、水道ひねって氷を入れただけの水も、カラスの声もかもめの声も

全部が愛おしい、最高のひとときでした。


あれからいろんなメディアでいちよさんをお見かけしましたが、魅力が5%も伝わっていなくって。
いちよさんは素敵なんです。
もっといちよさんは…おっと、これ以上はぜひ会いに行ってほしい。

大変な時期なので元気をあげるつもりでいつも遊びに行くのだけれど、どうしてこっちが元気フルチャージされてしまうのは、いちよマジックなのかしら。

はやくまたあいたいな。
いちよさんとつなかん、誰からも愛される最高の施設です。


色んなこと書いたけど、最低限のマナーは守ってくださいね。

つなかんはパーフェクト。
だけど、それならそれに見合う利用者になりましょう。


これに投げ銭するなら地元の温浴施設でジュース買ってほしいレベル