240714_断捨離と鬱
世の中を良くしようと真面目に取り組んでいる人ほど断捨離がいいものと思い込んでいるような氣がしているのですが。
断捨離すると確かにその後、新たに何か入ってくるものが発生するので物質的世の中を動かすキッカケにはなります。
しかし一時、ミニマリストという言葉が流行りましたが最小限の所有物で生きるのがいいんだという発想は妄想でしかないと思います。
人間は様々な接続関係を持っている生き物です。
友達関係、仕事などの知人関係、家族関係など他者と接続している関係があり、また地域に住んでいますから街や土地と接続している関係にあり、また自宅にはモノがあるのでモノと接続している関係があり、あとは身近にある植物や動物との接続関係もあり、また過去などの記憶情報や思い出情報との接続関係がある上で今現在の自分がそこに在るのです。
断捨離とはこの接続関係にあるどれかを遮断することを意味しています。
多少の遮断なら大して今の自分に影響はないかと思います。
しかしながら過剰な断捨離は様々な接続を一氣に絶つことになり、今の自分の存在を急激に不安定にするものとなるでしょう。
過剰な断捨離を行って鬱っぽくなっている人を見たことがあります。
何事もやり過ぎてはいけないのです。
デジタル情報であれ、目の前の物質であれ何かを捨てるということはそれとの関係性を絶つということもあるのです。
断捨離=良いこと
という感じで安易に暗記していてはいけないことになります。
一方で見てないメールマガジンとかショッピングメールがどこかのメールBOXに積み重なって放置されているのはいいことではないと思われます。それはデジタル世界でゴミ屋敷を作っているだけです。
ヒビキアマカム
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