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なんだかんだ辞められないママさんバレー🏐

今日は2年振りの大会が行われた。

息子や娘のではなく、私が参加するママさんバレーの大会がスタートしたのです。

ママさんバレー界もコロナの影響で、昨年度は全ての大会が中止となってしまいました。

今年度は少しずつ活動も再開し、ついに大会に参加するまでになりました。

正直言って、嬉しいような…面倒くさいような…

ちょっと複雑な気持ちでした。

コロナ禍で規制がある中、わざわざやらなくてもと思ったり、自粛生活に慣れてしまい行くのが面倒くさくなってしまったり。

でも練習に参加するとやっぱり楽しいんですよね!

そして2年振りの大会!

この大会は1次予選・2次予選と地区で始まり、3月頭まで続く県内最大の大会の為、意気込みは強い。

2次に進むのは絶対!という思いで日頃から練習しているのだが、今回は…

あまり声に出せないが… 「1次敗退でも…」なんて思いを持つ人も。

その理由はグループリーグの抽選会から「ヤバいとこに入っちゃったね。」

勝ち進むと年末年始の練習はどうなるの?という主婦的な考えも出てくるが、今回は「負けたらクリスマスも正月もゆっくりできるね〜」と気の緩みがあった。

そしていざ試合が始まると…

初戦の相手は地区でベスト4に入る強豪チーム。

1セット目は私のサーブから始まった。

すると、いきなりのサービスエース!

そこからひょいひょいとポイントを取り「あれれ?」な雰囲気。

しかし途中からは相手のペース。あっという間に逆転され、1セット目を落とす。

気を取り直して2セット目に入ると、また「おやおや?」中盤までリードする場面もあり「あれ?これもしかしてある??」なんて思ってみたり。

しかし、そんなに甘くはない!

気付けばどんどんと離され、結局自分達がやりたいことをほとんどやらせてもらえずセットカウント0-2のストレート負け。

ただボー然と「疲れた」という感想しか皆んな無かった。

ママさんバレーの大会ルールでは「マスク着用」が基本ルールとなっている。
「着用が難しい選手は声を出さないよう心がけること」と書かれているが… それは無理でしょ!バレーボールで声掛け合わなきゃ危険だわ!

てことで、普段の練習からマスク着用でプレイしているのだが、これが本当にキツい!
声を出すのに息は吐き出せるが、息を吸えない。ただでさえラリーが続くと息を吸う暇もないのに。

途中でマスクをズラして深呼吸しないと、窒息しそうになる。

TOKYOオリンピックのバレーボール競技ではマスク無しでプレイしていたが、ブラジルの男子選手でマスク着用の選手がいた。

その選手は、家族のことを思って自らマスクを着用してプレイし続けていたそうだ。

トップアスリートとおばさんでは肺活量も違うし…

こんな苦しい思いをしながらもバレーボールをしてる私たちって凄いわ!て思う(笑)


2次予選に進む為の大事な2試合目

またもや強豪チームとの対戦となってしまった。

ベテランチームで何が凄いって、レシーブが凄いチーム。

もちろん、エースアタッカーのスパイクも凄いのだが、こちらが打っても打っても絶対に拾ってくる。「いったいどこ打てば決まるの?」と思ってしまう。

だが、相手は2試合続けてのゲーム。私たちは空き時間があったので、ここは何としても1セット目を取りたい!

始まってみるとやはり、相手チームは疲れが見えうちのペース。
サーブで稼ぎ、1セット目先取することができた!

「さあこのまま勝ち切ろう!」と迎えた2セット目。

相手も意地を見せてきた。

今度は相手のサーブにやられ、なかなか攻撃できない。

点差が開き、2セット目は取られてしまった。

このセット、一番悔しかったのはブロックだった。

私は相手エースと対面しているので、ストレートは絶対に抜かせないという気持ちでブロックに付いていた。

途中、2枚ブロックの相方が私から離れてブロックが開いてしまい、間を抜かれるシーンが増えてきたので、なんとか修正しないとと思い、話し合っていた。

相手エースは状況を良くみて打つコースを決めているので、なんとかクロスを止めたいと相方は思ったようだが、私がストレートを開けてしまうと絶対に狙われるのがわかっていたので、頑張って私に寄ってくるように頼んだ。クロスのコースには何でも拾ってくれる頼れるレシーバーがいるので、彼女に任せようと。

なのに… 21点目を決められた時、短めに上がったトスにつられ、私はストレートを捨て、クロスを押さえに行ってしまった…

見事に相手エースはストレートを打ち抜いたのだ。

「あー悔しい!」

そう思っていたらベンチから「ちゃんとストレートついて!」と言われ、さすがに「そんなのわかってるよ!」と思わず言ってしまった。

だってストレート狙ったスパイクは全部私がブロック触ってるから、クロスに逃げてるんだもん!あーだこーだ言われなくてもわかってるよ!(怒)

そんな気持ちが伝わったのか、そのあと相方の方に「もっと(私に)ブロックを寄るように。」と指示を出していた。

そのあとストレート側(私の後ろ)のレシーバーと話をし、私は意地でもストレートを止めるからワンタッチのボールが取りやすいよう、私の左手を基準に構えてとお願いをした。

いよいよ最終セット

打っても打っても相手に拾われ、なかなか決まらない。

しかし、私も相手エースに絶対決めさせない!という思いでブロックに付く。

ワンチで上げたボールをレシーバーが二段トス

このパターンが永遠に続く。

こんな状態の中、得点板を見ながら頭の中で「この試合ダメかな?」と一瞬嫌な思いがよぎった。

でも、そんな時って意外なことが起こるんだよなという気持ちに切り替わった。

なんとかうちが先にリードして、コートチェンジ。

ここからミラクルが起こった!

打っても打っても決まらないスパイクが決まり始めたのだ!

サーブ順で回ってきた奇跡。

私は「ドラえもんアタック」と呼んでいるのだが、その特殊なスパイクを打つ人がサーブ順の関係でエースとポジションを変える時がある。その時、彼女はレフトオープンから「ミラクル・ドラえもんアタック」を次々に決めてくれたのだ!

いったいなぜ決まり始めたのか?

彼女はスパイクをグー✊の状態で打つ癖があり、どこに飛ぶか予測出来ない。さらに、ネットに引っ掛けて手前に落ちたりと、今まではちゃんと打つコースに入って拾っていた相手チームがどこに飛んでくるかわからず、混乱してしまったのだ!

そこから一気に引き離し、私は相手エースをブロックで押さえ込みに成功。

接戦の末、セットカウント2-1で勝利することが出来た!!🙌


いや〜疲れた。

皆んな「明日仕事行けるかね?」なんて心配しながらも、久しぶりの充実感。

でも、来週からの練習はどうしようか?

結局、クリスマスの夜は練習するの?でも次の試合まで練習できる日あまりないよ…

帰りの車中、同じ車で帰った数名でそう話しながらも「別に負けてもよかったけど、やっぱり勝った方が嬉しいね!」てことに。

ママさんバレー

面倒くさいな〜と思いながらも、結局週末の夜はまた出掛けていくのよね。

〜追記〜
ストレートにこだわり続けていた私ですが、相手エースのブロックが少しズレてアンテナとブロックの隙間が開いたのを私も見逃さずサイドライン際にバシッと打ち込んで決めたのが一本ありました。あれは気持ちよかったな〜😊

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