見出し画像

【読書記録】虫とゴリラ 養老孟司 山極寿一

虫とゴリラ  養老孟司 山極寿一 
毎日新聞出版

『バカの壁』の著者で解剖学者の養老孟司氏とゴリラ研究の第一人者 霊長類学者の山極寿一氏の対談集。

虫とゴリラの視点から考える自然との共存について。現代の日本の課題、教育について語りつくしています。
対談をまとめたものなので、二人の軽妙なやり取りを俯瞰的に見ているような感覚で読みやすく、あっという間に読み終えてしまった。

子供の頃から自然に触れさせ学ばせることがなぜ大事なのか、生き物としての学びとはどういったものなのか、IT技術やSNSの発展で失われてしまったのもは何なのかなど、話の幅が広く、知識的にも勉強になることが多かった良書だと思います。

本書冒頭で言われている『山川草木悉有仏性』の一言に尽きると思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?