鑑賞ログ「ザ・バッド・ガイズ」

210417@シネマート新宿

マ・ドンソクことマブリー(♡)目当てで観に行った。
可もなく不可もないエンタメ作品。
見どころはマブリー演じる元ヤクザの超人的な丈夫さ。
丈夫にも程があるよ、マブリー。
「悪人伝」でもガッツリ車に轢かれてもピンピンしてたマブリー。
この作品では体を縛り付けているロープを力づくで引きちぎろうとするし、木のドアを体当たりで壊すのが当たり前。
北朝鮮のスパイは痛みを感じないように訓練するらしいけど、マブリーが演じる役は全部そういう訓練を受けている前提なのか?
良い子が真似したらどうするんだ、マブリー。

短期間の間に韓国の裏社会のトップに上り詰めた韓国マフィアの裏に実はもっと大きな黒幕がいて、それががマブリーの親友の死にも関わっているし、囚人の移送中のバスを襲ってマブリーがお世話になった美人警官にも重傷を負わせるし、なんとなくきな臭い。
真相究明のため、警察の偉い人の指示により、元刑事をトップとした犯罪者になった元警察官(イケメン)と収監中の元詐欺師(セクシー美女)と組んで特捜チームを組み、組織的犯罪に挑むというのがざっくりした話の流れ。

漫画のような展開だから、マブリーの鋼鉄のような丈夫さ意外にもツッコミどころも満載。
大量のチンピラがいる本拠地に乗り込む時の先鋒の刺客の役者の年齢とか、美人警官の顔の作り(いわゆる整形ってやつ)がいかにもな感じとか、黒幕の説明からそこ全体とか。
でも、整合性がどうとかそういうのをやいのいうのはこの作品では野暮。
マブリーを愛でるという当初の目的は十分果たせたし、モーニングとかに掲載されているおっさん向けの劇画の実写版を見た気分で楽しかった。

とはいえ、こういう作品でも父への愛とか、友情とか、ちゃんと奥行きがあるのが韓国映画のいいところだなと思うんだな。
ちゃんとその部分を書き込む訳ではないのに、ちゃんと印象づけるさじ加減がいい。

あと、ピンクの軍手、可愛かった。それを大切にするマブリーも可愛い♡

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