思考と言う名の密室
私は油断すると、呼吸が浅くなる。
これは、何かの病気とかではないと思う。
というのも《油断する》という言葉のチョイスが間違っている可能性がある。
昨年秋頃から、ジャーナリングと日記を始めた。
4〜5ヶ月ほど毎日欠かさず日記を書いただろうか。
ジャーナリングは意識的にいつの時間でも行った。
今年の4月から、私生活でのショッキングな出来事を機にノートを開かなくなっていた。
現実を受け入れることに精一杯で、記録として残すことは私のメンタルが拒絶していたから。
それから時間が経ち、少しずつ出来事も前進してきた頃、急に溺れているような息苦しさを覚えた。
原因は分かっている。
これは、私の頭の中が24時間(は言いすぎだが)フル稼働していたからだった。
ジャーナリングを始めて、マインドフルネスというか、頭を整理することの気持ちよさを実感していたはず。
それをすっかり忘れていたのだった。
あなたは、心配事や日常の様々な出来事に対して、頭の中で
ずっと独り言を言い続けている状態
を経験したことはありますか?
私はこの状態を頻繁に経験するのだが、ふと限界が訪れる。
その時はなぜか、夕飯時のバラエティ番組を観ている時が多い気がする。
突然息苦しくなり、心臓のあたりが締め付けられるような感覚。
酸素が足りないような、なんだか目眩もしてくるように感じる。
テレビを観ているはずなのに、頭では実は違うことを考えていて、脳がオーバーヒートしたのだろうか。
真っ白い部屋があり、壁にびっしり独り言を書いていき、スペースがなくなったから次の部屋に移動しようとするのに鍵が開かなくてパニックなる。
そんな感覚。
思考も逃してあげないと…、密室に閉じ込められないように。
そして油断せず、ジャーナリングを続けるに限る。
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