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楽曲解釈:今夜だけ浮かれたかった〜ギャルになって青春を取り戻せ〜

皆様、お久しぶりです。久々の更新になってしまいましたが、今回も歌詞解釈をしていきたいと思います。
今回はこの夏のライブで披露したつばきファクトリーさんの『今夜だけ浮かれたかった』です。

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前回の記事はこちら→


そもそも海波って誰?って方は自己紹介記事をよろしければご覧ください→


①リリース背景

2018年7月にリリースされた、つばきファクトリーとしてはメジャー4枚目のシングル。
作詞を担当された児玉雨子さんは女の感情表現が素敵だとハロプロファン、つばきファクトリーファンから定評がある方です。中島卓偉さん作曲のデジタルスカビートも相まってつばきファクトリーを代表する曲で、ツアーや対バンでも必ずと言っていいほど披露される曲です。


②平成のギャルとハロプロ

この曲がリリースされた2018年の夏は「平成最後の夏」でした。当時の日本の女性アイドルシーンは乃木坂46や欅坂46が破竹の勢いを見せていました。そんな中ハロプロ界隈でつばきファクトリーは「坂道シリーズや48グループみたい」(≒ハロプロっぽくない)と批判されることもありました。確かに当時のつばきファクトリーは他のハロプログループのように歌唱力やダンスのスキルでねじ伏せる訳でもないですし、(ハロプロにしては)可愛らしいおしゃれな衣装が多いし異色だったかもしれません。そんな当時のつばきファクトリーに回ってきたこの曲は後々同グループの代表曲として「ハロプロ」の曲として親しまれることになります。
偶然にもつばきファクトリーは平成最後にデビューしたハロプロのグループです。(余談ですが翌年2019年夏にデビューたBEYOOOOONDSは令和デビューをかなり擦ってます。)平成を駆け抜けたハロプロにとって、平成初期の象徴が黄金期のモーニング娘。なのだとしたら平成末期の象徴はつばきファクトリーなのかもしれません。そうだとしたら、つばきファクトリーが「平成末期に人気だったたの界隈のグループ」に例えられるのは時流として至極真っ当な話なのかもしれません。

先ほど、平成初期と平成末期の話が出ましたがこの2つの時代で大きく異なるものの1つとして「ギャル」があると思ってます。令和のこの時代、メディア等で度々「平成のギャル」というのが取り上げられます。そしてこの平成のギャルが指しているのはいわゆるガングロ、ミニスカート、大量の携帯ストラップと言った平成初期から中期のギャルではないでしょうか。なぜなら平成末期の女子高生ファッションといえばそれこそ乃木坂46のような清楚系がトレンドでした。そんな清楚系の平成末期の彼女たち=この曲に出てくる子たちを当てはめてみると面白いものです。『勇気出してつけた香水』、『まぶたを刺す髪の毛』から察せるように普段しないような派手なメイクやヘアセットをしているのでしょう。この勇気は『誰にでも話せるような思い出は作りたくない』からなのです。彼女の根幹には『どうしたら輝けるの?』というコンプレックスに対する向き合い方にも思えます。清楚系ファッションでは得られないものがこの日の気合いの入れたファッションに現れてるのでしょう。時に派手なギャルというものは自信という鎧になるのです。
平成初期のモーニング娘。のような見た目でわかるような派手さがあるわけではありませんが心の奥底にギャルの派手さに憧れる平成末期の女の子がいるのがつばきファクトリー、そしてこの曲の魅力ではないでしょうか。



③海波にとっての『今夜だけ浮かれたかった』

海波はこの2023年の夏、この曲とともに駆け抜けました。ライブでも披露しましたし、配信でも何回も歌いました。
海波にとって人前でパフォーマンスするようになった最初の夏でした。そんな夏に『浮かれて』挑むための選曲でした。従前から公表している通り私は普段はサラリーマンをしています。黒やグレーのスーツに身を纏い、髪をジェルで固めた、堅物見た目です。そんな私も派手な衣装に着替えてステージに上がりスポットライトを浴びさせていただいてます。それはまるでどうしたら輝けるのか模索しながらいつもとは違う香水やヘアセットをする彼女たちのようです。衣装や素敵な楽曲を鎧にして自分を強くしてステージに上がる姿は海波も実質ギャル(過言)。

そしてもう一つが私にとって「苦しかった青春時代」を精算するための曲でもあります。海波は俗に言うインキャでした。本当は文化祭でステージに上がりたかったし好きな男の子に告白もしたかった。でもそれを胸の奥にひっそりとしまって生活してました。
この曲の練習をしているとあと少しの勇気が出なかったあの頃を思い出します。10数年の時を経て少し大人になり心にギャルを宿らせるようになった今、あの頃を勇気を出せなかった自分を振り返りながらステージに立っています。

そして最後に『なんでもないよ さようなら』と強いギャルになって今も過去も全てに回し蹴りをいれてやりたいですね。



ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。
これからも自分的なアイドル楽曲の解釈や人生論についての記事をアップできればと思います。(サボらないように頑張ります。)
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また次の記事でお会いしましょう。

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