LEPを飲んでもPMS症状が消えない夜に綴る
こんなに頭痛が酷い1日は何年振りだろう。
こんなに足が重く、浮腫んでいるような感覚がある日は何ヶ月振りだろう。
何かに依存せざるを得ない日々が、昔あった。
愛されても愛されても満たされない。
あの日々を今思い出す。
誰かと話がしたい。
愛してると言われたい。
綺麗だよって言われたい。
満たされているのに満たされない自分が嫌いだった。
推しを独占したい時期があった。
あの頃の私はとても酷い性格だった。
推しを支配したかった。
推しが自分の思い通りにならないと息が出来ないほど苦しくなる。
人を支配する本ばかりを読んで私は醜い女だった。
そんな自分が今日ここに居た。
※日本で月経困難症や子宮内膜症向けに処方される低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP(レップ)、月経困難症治療ピル)もCOOP(OC)と同じく、低用量ピル又はピルとも呼ばれるが、LEPは国民健康保険適応対象
引用Wikipedia
LEPを飲んで21日目。明日、消退出血が起こる。つまり生理前のPMSにあたる時期だ。今まではLEPのおかげでPMS症状が緩和していた。
しかし、ここ1、2ヶ月の精神的な無理が祟ったのか、心も体もボロボロだ。今は満たされているのに何故だろう。
昔の私はPMSの度に大切な人を失っていった。
つまり私の中にある排卵日の日数ほど大切な人を失っていった。
ヒステリックになり、人が思い通りに動かないと我慢できなくなる。そして意地悪をする。その人の友達からあの人とは付き合わない方がいいかもと言われていたのかもしれない。
大切な人を失う度に、都合の良い人を探して、また、都合の良い人が居なくなって、また都合の良い人を見つける日々。
私は今、LEPの効き目が悪くなっていることを実感している。
月経前症候群が酷くなる日々には戻りたくないな。
あの頃の私は本当に醜い人間だったから。
異常気象が私の古傷に痛みを加える。
もし、運命というものがあり、何者かの采配によって、苦悩が与えられるなら。
私以外に私の苦悩を抱えながら生き抜く人が居るだろうか?
今日は何って日だ。
何って日だと感じた日にあなたに会った。
いつか来るお別れを心に留めながら。
あぁ、もう少しあなたに優しく出来たら。
世界はもっと美しくみえるだろうか。
世界が残酷なのか私のレンズが残酷なものを発しているのか。
世界の苦悩全てを知ったような顔で居た自分はもう居ないけれど。
今日は貴方が少しだけ健やかに生きることしか願えない。
お別れだけが美しい人生があった。
何で今日は今生きている人を大事に出来ないんだろう。
私のことを遠く俯瞰して眺めて、それでいて遠くから健やかであれと願ってくれる人を求めている。
私にはネットに居場所がない。
何故ならば、ほぼ全ての界隈に喧嘩を打ってしまったからだ。
恐らくこれはPMSのせい。
ゴミ箱にピルの殻を投げる。
肉体が苦しいな。
でも肉体を殺すのは怖すぎるな。
貴方がただ、私が健やかに生きることを祈ってくれる存在でありますように。
そして私もいつか貴方が健やかに生きることを祈れますように。
あなたから呪いではなく祈りを受けるに相応しい人間でありますように。