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とある地方大学生との対話~すべての就活生へ②~

昨日、縁があってとある地方大学生をキャリアコンサルすることになったとの話をした。優秀な人材であるが就活に勝ち切るためには何が足りないのか?それは、自らの経験を上手に紡ぎ、相手に「ポテンシャル」を感じてもらうための
「ストーリー」
であると述べた。

ストーリーというと、この本が思い出される人もいるだろう。※読むには時間がかかるので、要約サイトフライヤーさんを紹介しておく。    顧客に見えないバックヤードの仕事も、すべてが顧客の価値創造につながる水脈の一つなんだ!と誰もが語れる戦略がある会社。すなわち

「自分はこの、顧客価値創造へつながる壮大な、ロード オブ リングのようなストーリーの中にいる、一人なんだ」

と感じれること。それがストーリー戦略であると、楠木先生はおっしゃっている。

この話、まさに就活生にもつながることだと、初めてこの本を読んだときに感じた。ただ、就活生が読んだとしても、この本から「ああそうだな」と思うことは難しいだとうなとも。

有名なスティーブジョブス氏のハーバード大学での卒業講演で、たしか「点と点がつながって、振り返ってみたら、線になっていたと気が付くものだ」的な話をしていたと思う。「キャリア」という言葉の語源も「轍(わだち)」に由来している。轍は、自分の後ろにある。

私が思うに、物語というのは過ぎ去った過去を思い出すとき、その過去の出来事を、どのように「意味付け」するか?なのだと思う。それをいかに、楽しく、おかしく、誇らしげに、ポジティブに自分の過去をカラフルにするか?それは、意外と、自分自身ではわからない。

人それぞれ、顔が違うように(AIでは、すでに数十億人の顔認証ができるようになっている。ということは改めて、人間は唯一無二の存在であると証明されたことだ)、同じ経験をしていても感じる点は違う。運動会で、玉入れをした経験も、そこから感じたことは人によって全く違う。

まず、そこから始まるのだろう。そして、そこから自分の過去を語るときに

・今、自分がここにいることがいかに奇跡か?
・過去がすべて今、ここにいる糧になっているという実感
・偶然、あなた(貴社)と出会えたことの必然

まさに絶対公定思考をもって、言葉を選んでいく。これが最強のストーリーになっていくのだと感じる。
では、どうやって自分のストーリーを作っていくのか?

つづく

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