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[御在所岳+大鳥美波比神社+鞍馬寺+貴船神社+賀茂別雷神社] エーテル体で受け取るメッセージ

天狗のささやきであったり、風の優しさに含まれるメッセージであったり、光が指し示す導きであったりと、私たちのエネルギーが3次元を超えた瞬間、目に見えないものや耳に聴こえないものが、心に響いてくるようになります。

それは、目や鼻、耳や口、そして身を超えた心に直接、響いてくる言霊であり、人それぞれに受け取り方や交信方法、タイミングは異なります。

実は交信しているのに気が付かないことも往々にして起こっています。

そういった神々からのメッセージに少しでも気が付けるような方法や神様に出会いやすい土地をご紹介していきたいと思います。


御在所岳(ございしょだけ)ー 三重県三重郡

三重県と滋賀県の境にある御在所岳は鈴鹿国定公園に属する標高1212mの名峰として、第11代 垂仁天皇皇女 倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神の御杖代として奈良から伊勢までの道中に仮の宮殿として御在所したことにその名は由来する。

御在所岳

御在所岳の特徴は大黒様が岩の上に座ってように見える大黒岩(だいこくいわ)をはじめ、鷹見岩(たかみいわ)や恵比寿岩(えびすいわ)のような奇岩が多くあることであり、地蔵岩(じぞういわ)の珍岩は「落ちない」ということから受験シーズンになると多くの受験者が合格祈願に訪れる。

御在所岳
御在所岳 奇岩や珍岩
鷹見岩
大黒岩
地蔵岩
索引元:御在所ロープウェイ https://www.gozaisho.co.jp/highlight/rocks/

古来より、国見岳と鎌ヶ岳と合わせて御在所岳は山岳信仰の対象とされており、三山を登拝する人が後を絶たない。

御岳神社
長者池
長者池
御嶽大権現(おんたけだいごんげん)

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倭姫命は第10代崇神天皇皇女 豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)の跡を継ぎ、天照大神の御杖代として神託を受け、皇大神宮(伊勢神宮内宮)を創建したとされる人物であり、後に東征へ向かう倭姫命の甥 日本武尊へ三種の神器とされる草薙剣を渡した人でもあり、日本の歴史にとって大きな礎を築いた人物です。
大和から伊勢への惟神の道、御在所からの眺めを倭姫命がどのような気持ちで眺めておられたのかなと考えていると、故郷で見たこともなかったような眼下に感動されていたこと、また志半ばで病気となった豊鍬入姫命の後任として、未踏の地を切り開いていくことへの重圧と希望の両方があったようです。そんな中、東から上る太陽を仰ぎ見ながら、そして伊勢津彦神の風に誘われながら、天照大神の意志のもと、伊勢へと向かわれたようです。

御在所ロープウェイからの景色



大鳥美波比神社(おおとりみはひじんじゃ) ー 大阪府堺市

大鳥大社の摂末社として天照大神をご祭神として祀り、天照大神が鳳(おおとり)として降臨された地として、大鳥(おおとり)の由来を持つ。

大鳥美波比神社
大鳥美波比神社

小川光三氏の著書「大和の原像-古代祭祀と崇神王朝(1973年)」より、北緯34度32分を「太陽の道」として、天照大神に関連する寺社が多くある一方、古代の人々が太陽神を中心に祭祀や儀式を行っていた遺跡も多く残る。
その緯度上は、東の伊勢の斎宮にはじまり、元伊勢で知られる檜原神社、第7代孝霊天皇皇女であり、大物主の妃とされる倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)が眠る箸墓古墳、そしてその西の果てに大鳥大社があり、まさに古代祭祀にまつわる遺跡が一直線上につながる。

根上がりの大楠
樹根が隆起していることから「根上がり」「値があがる、価値が上がる、運気が上がる」と、古くより商売繁盛財運向上の大楠と伝えられ「根上がりさん」の呼称で親しまれている

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本殿を後にすると「こっちこっち」と、誘い込まれるように根上がりの大楠へたどり着きました。根上がりの大楠は大鳥のご神木です。
根が上がるとは単純に根っこが地面から盛り上がっているのではなく、複雑に絡み合って根っこが地面より上で成長をしています。
運気も同じです。単に運気をあげたいと願うから上がるのではなく、具体的にこうなりたいと、目的や使命を強く、明確にもつことで、そしてその願いは具体的に、着実に達成されます。
根上がりの大楠に願う際には、願いが叶った後の姿を思い浮かべてください。一つの願いから次の願いにつながり、その願いは絡み合うように次の願いへ成長していき、さらに次の道へ導いてくださいます。


鞍馬寺(くらまでら) ー 京都市左京区

鑑真和上の弟子である鑑禎(がんちょう)上人によって開創された鞍馬弘教の総本山である。鑑禎上人が夢のお告げに従い、鞍馬山に登ったところその途中で鬼女に襲われたが、毘沙門天に助けられる。その毘沙門天を祀る草庵を建てたことが鞍馬寺のはじまりとされている。

叡山電鉄鞍馬駅
鞍馬寺
鞍馬寺仁王門
鞍馬本殿金堂
経塚の蓋石
僧正谷不動堂
木の根道
奥の院 魔王殿


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鞍馬といえば、天狗。貴船神社へつながる道へ入っていくと、上の方から「天狗がいるよ」と聞こえた気がしました。
一歩一歩、石段を昇っていく中で、息も荒くなり、何度も「この辺でやめて、引き返そうかな・・・」と気弱になる気持ちを抑えながら、さらに前に進むと、「あ、天狗って、こういうこと!?」と思いました。
入り口で出会った天狗は、私と一緒に参道を歩いていただけではなく、諦めそうな私の心に入り込み「どうする?やめる?引き返す?」と常に、Devil's advocate(わざと反対する人)をやってくれていたようです。木の根道で一息ついたところで、天狗の存在とその意義を理解することができました。

牛若丸(源義経)に剣術を教えたという鞍馬の天狗伝説は、悪戯に私たち、人間を試しているのではなく、私たちの成長を加速させるための相棒的存在だったんだ、と確信しました。


貴船神社(きふねじんじゃ) ー 京都市左京区

水を司る高龗神(たかおかみのかみ)をご祭神に、古くは氣生根(きふね)と表記されるほど万物のエネルギーの源となる「氣」が生まれる土地として信仰されてきた。

古来より、貴船神社では干ばつの時には黒馬を奉納、長雨には白馬を奉納して祈願をしていたが、その後に、生きた馬を板立馬として奉納するようになったことより、絵馬発祥の社といわれるようになった。

貴船神社
貴船神社
貴船神社本殿
絵馬発祥の社

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貴船神社への道のりは、一般車がすれ違うにもギリギリ、或いは開いているスペースで一旦車を止めて、譲り合いをして前へ進むような道です。そんな道であったため、社殿へは行かず、車の中から祈って帰ろうかなと考えていたところ、たまたま車がおけるようなスペースを見つけることができたため、急いで参拝しました。
本殿の前にある神楽殿のようなところで一休みをしていると、とてもすがすがしい風が吹いてきました。その時、「ご縁があるから、今ここにいるからね」と声をかけてくださる神様がいました。その風が吹く方向を追っていくと、風は本殿へと戻っていきました。

貴船神社は過去に何度か訪れたことのある神社であるが故に、今回はお邪魔せず、素通りして帰ろうかと思いましたが、やはり呼ばれているからこそ、必ず寄っていくような道が生まれてきました。
呼んでいただいたご縁とそのご縁を気づかせてくれた風に、感謝するとともに、なぜかその風の存在にほくそ笑みました。


賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ) ー 京都府京都市

賀茂別雷神社は通称 上賀茂神社 (かみがもじんじゃ)や上社としても知られており、賀茂別雷神(かもわけいかずちのかみ)をご祭神にもち、その雷(いかづち)はあらゆる厄や災難を祓い除ける神威をもつ。

加茂大社

古代豪族として知られる賀茂氏の氏神として、京都では最も古い神社のひとつとしてユネスコ世界遺産に登録されている。

細殿前 立砂

細殿前にある二つの立砂は、神が降臨された神山として古代祭祀の像をとどめている。

楼門

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本殿から祈っていると、その隣から優しい風が吹いてきたため本殿内を写真に収めました。雷と言われるぐらい荒々しい神様かなと思いましたが、私にはとても穏やかで、どちらかというと、好奇心のある茶目っ気のある神様のイメージを受けました。そして本殿から離れられない、もう少しこの場にいてみたいという好奇心が私にもわいてきました。

本殿内

山城の加茂氏と言えば、神武天皇の東征を助けた八咫烏(やたがらす)を始祖としており、上賀茂神社も先導の役目をもっています。物事が決めきれず迷っている時や、なかなか決断が下せない時には上賀茂さんを訪れて、イナズマが走るような後押しをもらい、且つ、災いを祓い除けてもらうことで、一石二鳥の徳を体現してください。


私たちは高次である宇宙へつながればつながるほど、よりパワフルな引き寄せの法則を体現することができ、ひいては物事を動かすために必要なエネルギーを養います。そのエネルギーをつかみ取るためにも、中今(なかいま)を生きることです。中今とは過去を振り返らず、未来へ望みを託すこともなく、今に向き合い、今を全力で生きることです。高次へつながることは容易いことではありませんが、成し遂げた先には必ず、浄土があります。常に中心は私であり、あなたです。

今を大切にお過ごしください。



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